新宿歴史博物館開館20周年記念所蔵資料展 おべんとう箱 ~食器の美と技~

最終更新日:2008年7月24日

写真:楼閣(ろうかく)弁当
写真:白磁朱漆(はくじしゅうるし)組合せ瓢(ひょう)成り弁当
 新宿歴史博物館(三栄町22)では、開館20周年を記念し、5回に渡り所蔵資料展を開催する。3回目は、7月26日(土)から開催する「おべんとう箱~食器の美と技~」。江戸時代から明治・大正時代のおべんとう箱、酒器など約100点を展示し、美しい細工やデザイン、実用性など、当時の人々がおべんとう箱に込めた創意工夫を紹介する。

 主に屋外で使われたおべんとう箱は、持ち運びに便利なように工夫され、収納したとき、箱を開けたとき、それぞれに異なる美しさがある。素材は木・竹・柳・金属・陶器など、形も印ろうやひょうたん、楼閣など、当時の人々の個性や自由なデザイン感覚が感じられる。また、蒔絵や螺鈿(らでん)など、実用性と同時に表現された細工の美しさにも目を見張る。

 屋外での食事や花見などの宴に欠かせない酒器も数多く作られた。見事な細工とともに、一つ一つが実用性と多くの工夫を兼ね備え、当時の人々の生活の豊かさをうかがうことができる。

 今回は、安土・桃山時代から現代に至るまでのおべんとう箱の歴史や、世界各国の珍しいおべんとう箱なども併せて紹介する。

【日時】7月26日(土)~9月7日(日)(月曜日休館)
    午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
【会場】新宿歴史博物館地下1階企画展示室(三栄町22)
【観覧料】無料(常設展は大人300円・小中学生100円)

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新宿歴史博物館 電話 03-3359-2131