認知症になっても安心して暮らせるまちに 第1回「認知症サポーター養成講座」を開催

最終更新日:2008年7月23日

写真:スクリーンを使って説明する区職員
写真:多くの人が訪れた会場
写真:オレンジリングを着けて手を挙げる参加者
 今日23日、新宿区(区長:中山弘子)は榎町地域センター(早稲田町85)で第1回目となる「認知症サポーター養成講座」を開催した。

 この講座は、認知症について正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守る支援者として活動する「認知症サポーター」を養成するために実施。厚生労働省が展開する「認知症を知り地域をつくる10か年」キャンペーンの一環として実施している「認知症サポーター100万人キャラバン」に基づいて行われる。認知症が「脳の病気」であることや認知症の方への接し方等を学び、多くの方にサポーターになってもらうことで、認知症になっても安心して暮らせるまちをつくることを目指している。

 今回の講座に先駆けて、6月には区の管理職職員83名がサポーターになり、8月からは一般職員向けの講座も開催を予定するなど、区の職員も積極的にかかわっている。

 今日の講座は、キャンセル待ちが出るほどの人気の中、会場には70人の受講生が出席。区の職員が講師を務め、認知症の症状や家族への支援等について説明すると、受講者はメモを取りながら熱心に聞いていた。講座終了時には「認知症サポーター」である意思を示す「オレンジリング」が受講者全員に配られた。
 サポーターになった女性は、「認知症になった方の不安やつらさを知ることができました。自分から支援の輪を広げていくことができれば」と話してくれた。

※講座は8月以降も毎月開催予定。次回の予定は以下のとおり。(予約制)
【日時】平成20年8月27日(水)午後2時~4時
【会場】戸塚特別出張所(高田馬場1-17-20)

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