新宿生まれのホタルが光る おとめ山公園でホタル観賞会を開催

最終更新日:2008年7月20日

写真:観賞会の開始を待つ家族連れ
写真:ホタルの幼虫観察をする子どもたち
 7月20日(日)、区立おとめ山公園(下落合2-10)で「ホタル観賞の夕べと夜のおとめ山公園」が開催された。主催は、落合地域の皆さんが中心となって活動を続けている「「落合蛍」を育てる会」。

 都心で育ったホタルを見ることができる貴重な機会とあって、8回目の観賞会となる今年も区内外から1,700人を超える人が集まった。

 普段は夜間の利用ができないおとめ山公園の夜の散策ができるのもこの観賞会の魅力。夜の雑木林は都心とは思えないほどの暗さだが、参加者が安全に歩くことができるように、落合中学校の生徒などのボランティアスタッフが懐中電灯で足元を照らして案内してくれるので安心だ。散策路にはホタルを間近で見られる大きなかごが置かれているほか、ホタルの写真が飾られるなど、訪れた人が楽しめるように工夫されている。

 コースの最後にある蛍舎は公園内の湧き水から流れる小川の上に作られており、数百匹のホタルが自然に近い環境の中で飛び交う姿を観賞することができる。頭上で淡い光を放つホタルに、参加者は足を止め、見入っていた。

 今年初めて訪れたという区内に住む男の子は「ホタルがピカピカ光っていたよ!」と目を輝かせていた。
「「落合蛍」を育てる会」の黒木豊会長は、「いつか、この公園を自然発生したホタルでいっぱいにしたい」と話してくれた。

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