写真から伝わる子どもたちの温かい気持ち
~盲学校の子どもたちが撮影した写真を題材に講演会などを開催~

最終更新日:2008年5月30日

写真:管さんの話に聞き入る参加者の皆さん
写真:写真を示しながら講演する管さん
写真:コズミックセンターでの写真展
 今日30日午後6時30分から、講演会「『心の眼差しで撮る』~盲学校の子どもたちが撮った写真」が、新宿コズミックセンター(新宿区大久保3-1-2)で行われた。主催は、(財)新宿区生涯学習財団とキッズ・フォトグラファーズ写真展実行委員会。

 この講演会は、新宿コズミックセンターほかで開催されている写真展「キッズ・フォトグラファーズ写真展~盲学校の23人が撮った!~」を記念して実施されたもので、講師は写真家の管洋志さん。

 管さんは、ほとんどカメラに触れたことがないという盲学校の子どもたちにカメラの使い方を教え、写真を撮ってきてもらったところ、その写真の素晴らしさに感動し、それらの写真を多くの方に見てもらおうと写真展の開催や写真集の出版を行っているという。講演では、子どもたちが全身の感覚を使って撮影した、家族や友達、町並みや自分の足元などの写真を紹介。わずかな音や風などを頼りに撮影したという写真に、参加者からは感嘆の声が上がっていた。

 管さんは「盲学校の子どもたちは、プロでも撮れないような写真を撮るほど、鋭い感覚と高い能力を持っています。彼らの作品を観て、彼らの気持ちを感じてほしい」と子どもたちの作品への思いを語った。

 「キッズ・フォトグラファーズ写真展」は、新宿コズミックセンターと東京都健康プラザハイジア(新宿区歌舞伎町2-44-1)で、6月15日(日)まで開催されている。

※新宿コズミックセンターは点字の解説があります。

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