新宿中央公園ビオトープで小学生が田植えに挑戦

最終更新日:2008年5月16日

写真:泥だらけになって田植えをする子どもたち
写真:泥だらけになって田植えをする子どもたち
写真:田んぼにはアオガエルも泳ぐ
写真:泥だらけになって田植えをする子どもたち
 今日、午前10時30分から、新宿中央公園(西新宿2)内のビオトープで、近くの区立柏木小学校(北新宿2-11-1)の5年生児童約50人が田植えをした。

 新宿中央公園のビオトープは、十二社通りと熊野神社のすぐ隣の場所で広さ約1100㎡。区と区民が協働で15年5月に完成した。約24㎡の田んぼのほかに、池、観察小屋、ウッドチップ舗装道などがある。管理は、区民で作る「新宿中央公園ビオトープの会」が行っており、月に1回、草むしりや生き物の観察などの定例作業をしている。

 5年生は社会科で農業の勉強をしており、その一環として田植えを体験するとともに、ビオトープ内の自然を観察して、自然に親しみ興味を持ってもらうために行ったもの。子どもたちは、苗を植えやすくするため、土をほぐしてやわらかくする代掻き(しろかき)を3週間前に行い、今日の田植えに備えた。「ビオトープの会」の会員が、子どもたちに苗の植え方などを指導した。
 子どもたちは10人程度のグループに分かれ、順番に田んぼに入り、1人5本ずつコシヒカリの苗を植えた。普段経験できない田植えとあって、子どもたちは大喜び。歓声を挙げて田んぼに入り、手や足を泥だらけにしながら約30分かけて苗を植えた。

 ビオトープには、トンボ、おたまじゃくし、メダカなどさまざまな生き物が生息していて、都会では滅多にない自然が豊かな環境。田植えを終えた子どもたちは、あちこち動き回りながら、トンボやメダカなどを見つけてはお互いに教えあっていた。また、クサイチゴの実がなっていて、味見をする生徒もいた。

 今日植えた苗は、順調に育てば10月末に実り収穫できるとのこと。最後に児童は「今日はとてもすばらしい経験ができました。秋が楽しみです」と話してくれた。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 みどり土木部-みどり公園課
みどりの係 電話 03-5273-3924