新宿発!景観を守り育てる方法を考える 景観まちづくりシンポジウムを開催

最終更新日:2008年4月30日

写真:植樹する中山区長と安楽岡(やすらおか)館林市長
 新宿区(区長:中山弘子)は、5月9日(金)、「美しい東京をつくる都民の会」(会長:進士五十八)との共催で、シンポジウム「新宿発~景観を守り育てる方法」を開催する。

 たくさんの人が住み、働き、学び、訪れる、活力に満ちたまち新宿。新宿御苑や明治神宮外苑の貴重な自然をはじめ、西新宿の高層ビル群、世界有数の繁華街・歌舞伎町や地域の風情ある商店街、閑静な住宅街など、多様な地域資源が個性豊かな景観を形成している。一方、経済性や効率性を重視した建築行為で、まちの特性や歴史を体現してきた個性的なまちなみは徐々に失われてきた。

 こうした中、区では平成3年に「景観まちづくり条例」を制定し、潤いのある豊かな生活環境や、にぎわいのある楽しいまちを創造するため、良好な景観を守り、つくろうと取り組んできた。

 昨年度、区は、景観まちづくりを一層推進するため、「新宿区景観まちづくり計画(素案)」を作成した。計画の中の「エリア別景観形成ガイドライン」は、東京大学・早稲田大学・工学院大学との協働による詳細な調査に基づきまとめたもの。また、調査研究の成果は、幅広く懐の深い新宿の景観の魅力を実感できる景観地区別アイデア集「景観まちづくりガイドブック(全10巻)」として編集し、刊行する予定である。

 シンポジウムでは、実際にまちに出て調査をした3大学の発表、パネルディスカッションを通して、「美しい新宿」の実現のために何ができるのか、参加者とともに考え語り合う。参加を希望する方は、当日直接、会場へ。無料。

【日時】5月9日(金)午後2時~4時30分
【会場】新宿文化センター小ホール(新宿6-14-1)
【内容】発表「新宿の景観 地域ごとの個性、その読み方と育て方」(東京大学都市デザイン研究室・早稲田大学後藤研究室・工学院大学窪田研究室)、パネルディスカッション「生活者の視点からの景観まちづくり」(パネリスト/新宿区景観まちづくり審議会委員:進士五十八(東京農業大学教授)・西村幸夫(東京大学大学院教授)・後藤春彦(早稲田大学大学院教授)、中山弘子(新宿区長)

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新宿区 都市計画部-景観・まちづくり課
電話 03-5273-3831