「写真展 新宿風景 ―1955~1974―」を開催

最終更新日:2008年3月12日

写真:新宿駅東口(昭和37年)
写真:東京オリンピック聖火リレーのリハーサル(昭和39年)
写真:新宿駅西口の立体交差(昭和44年)
 新宿歴史博物館(三栄町22)は、開館20周年を記念して、3月15日(土)から「写真展 新宿風景 ―1955~1974-」を開催する。
 これは、昭和30年代から昭和40年代の新宿の移り変わりを、同博物館が所蔵する写真等の資料で紹介するもの。

 昭和30年代、新宿では副都心開発公社が発足し、淀橋浄水場跡など新宿駅周辺を中心に、めまぐるしい都市開発が進められた。昭和39年には「東京オリンピック」が開催され、国立競技場、早稲田大学記念会堂という二つの会場があった新宿区では、オリンピック気分が盛り上っていた。
 昭和40年代になると、国鉄新宿駅は一日の平均乗降客数がトップとなる。さらに、駅周辺ではビルの建設ラッシュが起こり、淀橋浄水場跡には現在の副都心の姿が形成された。この頃、若者も新宿駅に集まるようになり、フォークソング集会やデモ隊、フーテン族の出現により、若者文化の旺盛期を迎えた。いっぽう、大気汚染などの公害問題やオイルショックなど、今日につながる問題に人々が直面した時代でもあった。

 本展ではこうした出来事の数々を、区広報課(現在は区政情報課)が撮った未発表写真を中心に公開する。展示する100点以上の写真は、最近しばしば目にするデジタル写真ではなく、銀塩による美しいオリジナルプリント。アナログ写真の魅力が楽しめる。
 併せて当時の生活用具などの所蔵資料等も展示するほか、常設展をご覧いただいた方には、開館20周年を記念して、同館所蔵資料を図柄にしたオリジナルポストカードを1枚プレゼントする予定。

【日時】3月15日(土)~5月18日(日)
 ※月曜日休館。ただし、5日(祝)は開館し、7日(水)に休館します
【時間】午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
【観覧料】無料(常設展は大人300円・小人100円)
【会場】新宿歴史博物館 地下1階企画展示室(三栄町22)

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新宿歴史博物館 電話 03-3359-2131