息を合わせて力を合わせて100人101脚 ~牛込仲之小学校がギネス記録に挑戦

最終更新日:2008年3月8日

写真:117人118脚にチャレンジ
写真:息を合わせて歩き出す
写真:校長先生の太鼓に合わせて歩く
写真:大喜びの子どもたち
 抜けるような青空のもと、今日8日、新宿区立牛込仲之小学校(校長:近藤伸壽)の生徒たちが、ギネス記録に挑戦した。挑戦した記録は「Multi-legged race-Largest.」というカテゴリーで、これは、隣の人と足首を紐で結び、2人3脚の要領で50メートルを止まることなく何人で歩けるかというもの。現在は、イギリスの「OC&C Strategy Consultants」という会社が19年9月8日に達成した77人78脚がギネス記録となっている。

 今年開校100年を迎えた牛込仲之小学校に、これから入学する子どもたちも誇れるようなこと、在学生たちの心にもずっと残るようなもの、を考える中で出たアイデアがギネス挑戦であった。ギネス記録として認めてもらえるイベントを探すのに難渋していた折、「ギネス社」からの提案を受けた競技がこの「Multi-legged race-Largest.」である。記録更新はもとより、100周年を記念して100人101脚を目標に掲げ、同校生徒3年生~6年生の有志をメンバーとし、昨年12月から月3度ほどの練習を行ってきた。

 本番当日、生徒たちは午前10時、会場である区立牛込第三中学校に父母とともに集合。5・6人程度の少人数のグループに分かれウォーミングアップを開始した。その後、記録となる「78人79脚」の練習をはさみ、いよいよ本番へ。校長先生の叩く太鼓のリズムに合わせ「いちに、いちに」の掛け声で前へ進み出した。見守る先生や父母たちからは、「がんばれー」「ゆっくりゆっくりー」との声援が送られる中、生徒たちは見事に止まることなく50メートルを歩き切った。記録を達成した生徒たちはみな喜びと達成感に溢れたようすで、父母たちも大きな拍手を送った。

 続いて100人での挑戦の予定であったが、集まった父母や先生も交え、参加できる人は参加をと呼び掛けたところ117人が集まったため、117人118脚にチャレンジすることに。みんなで息を合わせ力を合わせ、ゆっくりゆっくりと50メートルを進んでゆく。これも見事に成功し、「やったー」「うれしい」と歓喜の声や、抱き合ったりと、みんなが喜びを爆発させていた。

 この記録挑戦を主体として行った同校の近藤伸壽校長先生は、「今までの練習では40メートルまでしか成功してませんでしたが、本番では見事でした。今日は休日で、お父さんやお母さんが一緒に協力できたからでしょう。みんなの力が集結した結果だと思います」と語っていた。
 今後、この記録を撮影したビデオテープ、記録更新を成し遂げた者のサインなどをギネス社に提出して、世界記録として正式に認定される予定だ。

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