ともに生きることを考える 男女共同参画推進センター25周年記念シンポジウムを開催

最終更新日:2008年2月9日

写真右から:ペギー葉山さん、内多勝康さん、手話通訳
写真:ペギー葉山さん
写真:内多勝康さん
写真:パネル展
 新宿区は、今日9日、四谷区民ホール(内藤町87)で男女共同参画シンポジウム「ともに生きる~みとめあい わかちあい ささえあう~」を開催した。

 9回目となる今年度のシンポジウムは、区立男女共同参画推進センター(ウィズ新宿・荒木町16)が1月に開館25周年を迎えたことを記念するとともに、愛称の「ウィズ(with/ともに)」に込められた「男女がともに手を取り合って社会に参画できることを目指していく」との思いを見つめ直し、「ともに生きる」ことの意味をあらためて考えてみようと、区民の実行委員5名の手で企画・運営されたもの。

 開会にあたり中山弘子新宿区長は、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を進める企業を応援していることなど、区の取組みを紹介するとともに、「ウィズ新宿を男女共同参画の拠点としてますます充実させていく」とあいさつ。シンポジウムの実行委員長・石田孝子さんは、「出演者の方から元気とメッセージを受け取り、参加者の皆さんとともに作りあげる温かい会にしたい」と期待を込めた。

 第1部は、ペギー葉山さん(歌手)と内多勝康さん(NHKアナウンサー)の対談。ペギーさんは、夫の故根上淳さんとの出会いや介護の体験、つらいときに悩みを聞きアドバイスをしてくれた大切な人の言葉などを、内多さんは、親子の関係や新鮮な感覚で手話講習会に参加していることなどを紹介。「感謝の言葉や会話を大切に」「さまざまな悩みを抱える中で、自分が生き生きとできる時間を少しでも持って」と、300名を超える来場者に語りかけた。

 第2部は、63あるウィズ新宿利用団体の有志による「広島平和派遣報告・被爆体験の話」「朗読」などのアトラクション。会場では、利用団体を紹介するパネル展も行われ、日ごろの活動の成果を披露する機会となった。

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