郷土の文豪「夏目漱石」を学んで知ろう

最終更新日:2007年11月7日

写真:出前授業の様子
写真:出前授業の様子
写真:出前授業の様子
 11月7日(水)午前10時30分、鶴巻小学校(早稲田鶴巻町140)で、漱石山房を考える会による「漱石を語る出前授業」が実施された。

 これは、新宿で生まれ没した明治の文豪夏目漱石の生誕140年を記念して、同会が新宿区と協働で行う事業のひとつで、新宿区内の小学校高学年を対象に、郷土の文豪「夏目漱石」の人物・作品・時代背景などを紹介し、生徒とともに漱石の偉業を偲び、作品の一部を音読したり、活躍した当時の時代背景等について説明し、美しい文章や正しい日本語の検証、歴史・社会・文化等を学習する、総合学習の一環として今年4月から実施している。今回で6校目の出前授業で、6年生37名が授業を聞いた。

 夏目漱石の数々の作品や弟子たちの紹介をしたあと、同会が独自に制作した「漱石物語」という紙芝居で、漱石の生涯を簡単に紹介。そして、誰もが親しめる作品「坊っちゃん」の一部を音読した。

 後半部分では、明治維新や産業革命など、漱石が活躍した当時の社会的背景、政治・文化・産業について静止画像を用い説明。
 生徒たちはみな、郷土の文豪に興味を示し、話に聞き入っていた。

 漱石山房を考える会の代表近藤祐司さんは、「鶴巻小学校の生徒たちは、漱石公園から近いからかとても関心が高いと感じました。今日の出前授業を通じて、漱石に関する知識を深める次のステップにつながれば」と話してくれた。

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