歌舞伎町版タウン・マネージメント組織設立へ 歌舞伎町ルネッサンス推進会議を開催

最終更新日:2007年10月31日

写真:協議会全体の様子
写真:あいさつする中山区長
写真:発言する堺屋太一氏
 今日31日午後2時から、新宿区役所(歌舞伎町1-4-1)で歌舞伎町ルネッサンス推進協議会が開かれ、委員や関係者、傍聴の方など約100名が集まった。

 この協議会は、区と地域が一体となって歌舞伎町から新たな文化を創造、発信していくことで、歌舞伎町を誰もが安心して楽しむことができるまちへと再生することを目指して、平成17年1月27日に発足。5回目となる今日の会議には、会長の中山弘子新宿区長、作家の堺屋太一氏、今回新たに委員に就任した吉本興業(株)代表取締役社長の吉野伊佐男氏、大学教授や地元商店街・町会・事業者の代表、警察・消防・入管、国や東京都の関係者など約30名の委員が出席した。

 初めに中山区長がこれまでの取り組みを挙げ、地元事業者、関係行政機関が一体となって、まちづくりが着実に進んでいることを報告。各プロジェクトからのスライドも交えた活動報告の後、「安全・安心、地域活性化への取組み」「歌舞伎町のまちづくりの今後の展開」をテーマに、劇場街の再生やシネシティ広場の活性化など「歌舞伎町まちづくり誘導方針」や、「歌舞伎町版タウン・マネージメント組織の設立」などを中心に、活発な意見交換が行われた。

 タウン・マネージメント組織は、歌舞伎町再生に取り組む多様な活動主体の参画の場づくりとネットワーク化を図り、まち全体として、だれもが安心して楽しむことのできるまちの実現を目指していくもの。繁華街での地域自治モデルの構築を目指す一大社会実験として、にぎわいや安全安心の空間創出、大衆文化・娯楽の誘致、情報発信力の強化を柱にしている。現在、歌舞伎町の「家守」(タウンマネージャー)として総合調整の機能を担っている協議会の「喜兵衛プロジェクト」を母体として、来月、組織設立準備検討会を立ち上げ、来年7月の組織設立を目標とする。

 委員からは「今日はまちづくりの担い手像が示された。今後は将来性、継続性を持って自主的に活動できるか、そして、組織をサポートしリードしていく人材をどう確保していくかが課題」などと意見が出され、中山区長は「今日のさまざまなご意見を受け止め、的確に粘り強く、具体的にまちづくりに取り組んでいきます」と決意を示した。

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