アジアの学生が新宿区内の中学校を訪問

最終更新日:2007年8月29日

写真:アジアの学生中学校訪問・浴衣の着付け
写真:アジアの学生中学校訪問・相撲
写真:アジアの学生中学校訪問・給食
 2学期が始まったすぐの8月29日(水)午前中、バンコク・デリー・ハノイ・香港・ジャカルタ・クアラルンプール・マカオ・マニラ・ソウル・シンガポール・台北の11都市から来日した15歳前後の学生らが、区内の牛込第一・牛込第二・牛込第三・四谷・落合・落合第二中学校をそれぞれ訪れ、授業見学と体験を行った。

 訪れたアジアの学生は、東京都と東京都バドミントン協会が主催で8月27日(月)・28日(火)に駒沢オリンピック公園で開催した「2007ジュニアスポーツアジア交流大会(バドミントン)」の参加者。

 牛込第二中学校(喜久井町20)を訪問したマニラとソウルの学生12名は、最初に草野一紀校長から学校の説明を受けた。草野校長は挨拶で「この中学校に外国の方はよくお見えになりますが、同じ年代の方が来るのは珍しいことで、生徒もたのしみにしています。ぜひ積極的にコミュニケーションを深めてほしいと思います。この機会がお互いの国の理解をいっそう深めることに役に立てばいいですね。」と述べた。

 その後、3校時目に、数学・理科といった授業を見学して回った。また、4校時には浴衣の着付け、相撲、合唱といった文化交流授業を体験した。

 浴衣の着付けを体験したのは女子6名。初めて手を通す浴衣に思わず笑顔がこぼれ、日本の生徒に着せてもらうと大喜びで写真を撮り合っていた。

 相撲は男子が体験した。洋服の上から「まわし」をつけてもらうときは、少し抵抗がある様子だったが、先生から相撲の挨拶の方法などを教えてもらいながら、日本の生徒らと楽しそうに相撲をとっていた。体験が終わった後、マニラの学生は「相撲はとても楽しかった。相撲を教えてもらったかわりにバドミントンを教えたかった」と話してくれた。

 ソウルから来た6名は音楽の授業も体験した。日本の学生の合唱を聞いた後、教師のリクエストに答えて壇上に上がり、韓国の童謡をみんなで歌ってくれた。

 12時過ぎからは給食も体験。1年生の各クラスに4名ずつ入って、日本の生徒と一緒に食べた。言葉の壁はあったものの、ソウルの学生が持参していた辛味ソースを日本の生徒が分けてもらったり、お互いに愛称を呼び合ったりしながら一緒に食べた食事はよい思い出となったであろう。
 1時にはもう解散になったが、今回の感想を学生たちは「自分の国と日本の学校はずいぶん違う。」「マニラの学校はもっと規模が大きいです。」「とても楽しかった。」などと話してくれた。

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