地球にやさしい運転を推進

最終更新日:2007年4月26日

 新宿区(区長:中山弘子)は、地球温暖化対策の一環として、区が使用している自動車にアイドリングストップ装置の取り付けを行う。取り付けの対象とするのは、区と新宿区社会福祉協議会など4つの外郭団体が使用している自動車のうち、ごみ収集車など一部の自動車を除く67台で、5月から6月にかけて順次取り付けを行う予定。自治体が所有するほとんどの自動車にアイドリングストップ装置を取付けるのは都内では初めての試み。
 アイドリングストップとは、信号待ちなどで停車する際にエンジンを止めることをいい、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を削減するための取り組みとして注目されている方法のひとつ。(財)省エネルギセンターの実証実験によれば、都市部でアイドリングストップを実践した場合、燃料の削減率は13.4%にもなるという。
 通常の自動車では、エンジンを停止させるためにキーを回すなどの煩雑な操作が必要だが、今回導入するアイドリングストップ装置を使用すると、自動車が停止してから4秒後にエンジンが自動的に停止する。また、エンジンを再始動するにはシフトレバーをニュートラルに入れるだけですむため、簡単にアイドリングストップを行うことができる。
 区環境保全課では「アイドリングストップを実践することは燃費の向上にもつながる。多くの方々が環境に配慮した運転に取り組んでもらえるよう、アイドリングストップの効果を広くPRしていきたい。」と話している。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 環境清掃部-環境対策課
環境推進係(5273)3763