経王寺で「はなまつり」の音楽会

最終更新日:2007年4月14日

写真:経王寺「はなまつり」の音楽会
 4月14日(土)の午後、経王寺(住職:互井勧章、原町1―14)の本堂で、「花まつり~声明と雅楽の音楽会」が開かれた。

  この音楽会は、「お釈迦さまはどんな家庭で育ったのか」テーマに、語りと雅楽と声明で表現するもの。管絃・舞楽・声明(仏教音楽)・読経を組み合わせた多彩なプログラムを展開し、今年で8回目を迎える。
 本堂には、ロウソクの光と色とりどりの花に飾られたお釈迦さまの像が安置される。住職をはじめとする10名による「初伽陀」、華(花びらの形の紙)を散らしながら唱える「切散華」などの声明と、はなまつり楽団による「伽陵頻」、「双調調子」、「五常楽急」などの雅楽が奏でられ、本堂は、荘厳な音色に包まれた。
 「はなまつり楽団」は、鞨鼓(かっこ)・太鼓(たいこ)・鉦鼓(しょうこ)・笙(そう)・篳篥(ひちりき)・笛・琵琶・筝(そう)の9名。年に1度だけ、「経王寺はなまつり」のために、都内近郊に在住のプロの雅楽演奏家を集めて結成される。

  住職の互井さんは「お釈迦さまは人として生まれ、苦しんだり悩んだりして悟りを開きました。このコンサートを通じて、皆さんも苦しみを頑張って乗り越えれば必ず幸せが訪れるということが伝われば」と話してくれた。

  経王寺は、新宿山ノ手七福神の「大黒天」として親しまれ、大黒天像は、新宿区有形文化財に指定されている。

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