新宿の環境学習応援団「まちの先生見本市」を開催

最終更新日:2007年2月3日

身近な物を使った環境ゲームを楽しむ
子どもたちによる環境しゃべり場
 2月3日午前10時~午後3時30分に区立東戸山小学校(戸山2-34-2)で、「第6回まちの先生見本市」が開催された。主催はNPO法人新宿環境活動ネット(代表理事:﨑田裕子)で、新宿区(区長:中山弘子)が共催する。
 この企画は、学校の先生、指導者、環境学習に関心を持つ人たちと、地域の住民・事業者・NPO・行政など環境への取り組みや啓発活動を行っている「まちの先生」が出会い交流することで、「くらしを見直す」「事業を見直す」「地域と学校が連携して総合的な学習の時間をより豊かにする」などのきっかけづくりをサポートする。平成14年から始まった事業で、今回で6回目となる。
 今年は約60の団体や個人(NPO、企業、市民グループ、大学、高校、新宿区など)が体育館や各教室、校庭などを使って環境に関する資料やパネル展示、環境クイズ、体験型ワークショップコーナー、相談コーナーなどを開設した。
 環境戦隊「エコレンジャー」のショーや、風呂敷教室、ケーナ(南米アンデス地方の縦笛)制作、身近なものを使ったゲームなど、さまざまな企画が行われ、多くの人が参加した。
 ホールでは「こども環境しゃべり場」と題して、子どもたち(小学生4名、中学生3名)が環境について話し合った。今日は「夢のエコスクールライフはどんなもの?」がテーマ。まず最初にエコライフを実現する家と学校について絵に描いて発表した。そのあと、まず「レジ袋を減らすためにできること」をテーマに話し合った。「レジ袋はいらないと書いたカードをレジのそばにおいておく」「マイバックを持つ」「買い物を少なくする」などのアイデアが出された。
 次に「いらない紙を再利用するには」については、「学校でいらない紙を集めておいて、ノートを忘れたときに使う」「広告の裏をすみずみまで使う」などの意見がでたほか、「みんなの意見を聞いて、これからは手紙やチラシの裏を宿題などのとき使おうと思った」と話す子どももいた。
 会場にいた先生が「学校に配ってほしいという依頼の紙が非常に多い。これを減らすにはどうしたらいいと思いますか」と子どもたちに質問したところ、「黒板はみんなよく見るので、大きくポスターにして隅にはっておく」「紙ではなくて先生が話してくれたほうがみんな関心をもつ」など、子どもたちの目線での提案があった。

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