区長の部屋メニュー

地域や区民の声を取り入れた施策を推進するとともに、働きやすい職場づくりのための取り組みを

最終更新日:2026年3月13日

ページID:000081488
皆さんおはようございます。区長の吉住健一です。

年度末が近づき、日々の業務に加え、年度の締めくくりや次年度に向けた準備など、各職場で慌ただしい日々が続いていることと思います。それぞれの持ち場で懸命に取り組んでくださっている皆さんに、改めて感謝の気持ちをお伝えします。

今日は、はじめに、令和8年度の当初予算についてお話しします。
現在、第1回区議会定例会において予算案の審議を行っていただいています。
この令和8年度予算は、「社会経済情勢の動向を的確に見極めながら、限られた財源を効果的かつ重点的に配分する」、そして「徹底した事務事業の見直しと経費の削減に取り組むとともに、財源の的確な捕捉による一層の歳入確保を図ること」の二点を基本に編成しました。
一般会計当初予算は、9年ぶりに歳出総額を前年度比で減としました。しかし、エネルギー・食料品価格の高騰、金融資本市場の変動、税制改正の議論など、社会経済情勢が不透明な状況の中、少子高齢化に伴う社会保障関連経費の増加、デジタル化への対応、公共施設の更新・改修需要など、将来に向けて必要経費は増加が見込まれます。
こうした状況下でも、良質な区民サービスを将来にわたり提供し続けるためには、安定した財政基盤が欠かせません。施策を進めるにあたっては、現場で起きていることや区民の皆さんの声を丁寧に受け止めることが重要です。日々の業務の中で寄せられる意見に向き合い、改善や効率化に取り組むことが、区政への信頼と持続可能な行財政運営につながります。

こうした現場の実情や地域の声を受け止め、進めてきた取り組みの例として、大久保通り周辺の混雑・環境美化対策について、お話しさせていただきます。
皆さんもご存じかと思いますが、大久保通りには非常に多くの来街者が訪れ、店舗前での滞留や歩道の混雑が慢性化しているほか、騒音やごみ問題など、地域住民の生活に深刻な支障が生じています。高齢の方がカートを押して歩けない、車いすの方が安全に移動できず、時には車道側に回らざるを得ないといった状況を、私も目撃しましたし、地域の方からもご意見をいただいてきました。
こうした課題に対して、これまで区は、雑踏警備や迂回誘導、SNSを活用した人流分散、店舗への指導など、官民一体で対策を積み重ねてきました。しかし、地域からは「ソフト面での対策では限界がある。歩道空間の確保など、物理的な改善が必要だ。」という切実な声が繰り返し寄せられてきました。私自身も、現場の深刻な状況を東京都に伝え、小池都知事にも直接、改善の必要性を訴えてきました。
その結果、これまで進展が見えなかった歩道拡幅について、東京都との協議が動き始めています。街路樹の移植による空間確保に続き、車道の一部を暫定的に歩行空間として活用する案が示され、具体的な検討が進められています。3月28日には、車両通行止めを行い、試行的に歩行者用道路とする社会実験も予定されており、引き続き、積極的に取り組んでまいります。
こうした前進は、地域の皆さんの根気強い声と、それを受け止めた区が東京都に働きかけ続けた取り組みが実を結び始めたものです。職員の皆さんにも、この大久保地域の事例を参考に、業務の中で地域や区民の声に耳を傾け、施策の検討や事業の進め方に生かしていただきたいと思います。

次に、働きやすい職場づくりを目的として、ハラスメント対策についてお話しします。
昨年、全職員を対象に行ったハラスメントアンケートでは、過去3年間にパワーハラスメントを受けたと答えた方が22.8%、カスタマーハラスメントを受けたという方が31.3%という結果が出ました。とても、見過ごせない状況であり、皆さんが日々、さまざまな不安や悩みを抱えながら業務にあたっていることを改めて感じました。
こうした声を受け、区は2月5日「ハラスメント防止宣言」を行いました。パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラなど、どんなハラスメントも“しない・させない・見過ごさない”という方針が守られるように努力してまいります。そのうえで、一人ひとりが安心して働ける職場をつくっていきたいと思っています。
宣言を形だけで終わらせないために、私をはじめとした特別職も含めた研修を実施しました。今後も、外部相談窓口の設置、行為者へのカウンセリングなど、新たな実効性のある対策を進めていきます。また、窓口でのカスハラから皆さんを守るため、「カスハラ防止の手引」を策定しました。区として組織的に支える体制を整えていきますので、一人で抱え込まず、遠慮なく相談してください。
次に、エンゲージメント向上に向けた取組についてお話しします。
まず、職員の皆さんには、エンゲージメント調査への協力など、この1年間、さまざまな場面でご協力いただき、改めて感謝を申し上げます。また、積極的にPTに参加してくれたメンバーの皆さんには、御礼を申し上げます。こうした取り組みの結果、区全体の傾向や職場ごとの課題が見えてきました。また、1年間議論を重ねてきたエンゲージメント向上PTからは、業務削減、働き方、キャリア支援など、多くの前向きな提案が寄せられており、3月中には提言を受ける予定です。皆さんが安心して力を発揮できる職場づくりに向け、できることから着実に取り組んでいきます。

冒頭にも申し上げましたが、年度末の忙しい時期ですので、ご自身の体調管理に十分ご留意ください。これからも、働きやすい職場づくりと区政のさらなる向上に向けて、職員の皆さんと共に、取り組んでいきたいと思います。

本日の放送は、これで終わります。

本ページに関するお問い合わせ