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区長年頭のあいさつ

最終更新日:2021年1月12日

皆さんおはようございます。
区長の吉住健一です。

新型コロナウイルス感染症が区民生活や地域社会経済に甚大な影響を与える中、保健所を中心に、職員の皆さんには、全庁一丸となって感染症対策に尽力していただいていることに、あらためて感謝いたします。
今まで経験のない、未知のウイルスとの闘いに、どう立ち向かえばいいのか、皆さんと一緒に考えながら、区民や事業者の方々にもご協力いただき、全力で感染症対策に取り組んできました。
その結果、8月から9月には、感染者を減少させることができましたが、冬の到来とともに、再び感染が急速に拡大し、厳しい医療提供体制が続く中、国は、先週7日に緊急事態宣言を発出しました。
今回の緊急事態宣言は、東京都と神奈川、千葉、埼玉の3県において、8日から2月7日まで、飲食店の午後8時までの営業時間の短縮や、午後8時以降の不要不急の外出自粛など、限定的・集中的な要請となっていますので、正確なメッセージを強く発信していくことが重要と考えています。
区としても、国・都の要請に基づき、区内飲食店への午後8時までの時短営業、事業者へのイルミネーションの午後8時の消灯などについて、協力をお願いするとともに、区民への3密回避やマスク着用など、基本的な感染予防対策の徹底と、夜間の外出自粛のお願いを広報新宿などで呼びかけていきます。
また、区有施設においては、午後8時にかかる施設貸出予約を2月まで中止するとともに、個人利用施設の開館を午後8時までとします。

ここで、あらためて皆さんにお願いします。
3密を避け、マスクの着用を徹底するとともに、会食を控えることで、自分を感染から守ることが、家族、職場の仲間、そして区民の命を守ることに繋がります。一人ひとりが感染予防対策を徹底してください。
なお、いわゆる顎マスクや鼻マスクと呼ばれる不適切なマスクの付け方にならない様、気を付けてください。

今年は、第二次実行計画を中心に、高齢者保健福祉計画、障害者福祉計画など、多くの計画がスタートします。
今後、感染症の影響を受け、特別区税や特別区交付金などの大幅な減収が見込まれ、厳しい財政運営が想定されますが、こうした中にあっても、感染症対策を最優先とするとともに、高齢者や子育て世代への支援など、誰もが安心して住み続けられる環境の整備、災害に強い安全で安心なまちの実現、魅力あふれる賑わい都市の創造と、地域の特性を生かしたまちづくりを、強力に進めていく必要があります。
このため、行政手続きのオンライン化の推進をはじめICT技術の積極的な活用による行政のデジタル化を進め、すべての施策が「新たな日常」を基軸として実施できる基盤づくりを目指します。

今年の干支は「丑(うし)」ですが、丑(うし)年は「事を行うに手を挙げる時なり」といわれ、強い意志で物事をつかみ取る年です。
「『新宿力』で創造する、やすらぎとにぎわいのまち」の実現に向け、「新たな日常」を基軸に、力を合わせて前を向いて進み、新宿の未来に向けて大きな成果をあげるよう、着実に取り組んでいきましょう。

今年も、皆さんとともに、現場・現実に向き合いながら、区民のくらしを守るための施策を、力強く進めていきたいと思います。
本日、新型コロナウイルスワクチン接種対策室を立ち上げます。
今後提供されるワクチンを、すみやかに区民が接種できるよう、庁内体制を整備します。全庁応援体制を組むこととなりますが、引き続き皆さんの協力をお願いします。

7日から定期健康診断が始まりましたが、職員の皆さんには、「新たな日常」の実践で運動不足やストレスで体のバランスを崩さないよう、健康には十分留意してください。

本日の放送はこれで終わります。

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