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平成29年4月 部課所長会・区長挨拶(要旨)

最終更新日:2017年4月4日

【注】本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
 皆さん、おはようございます。
 平成29年度、新しい年度の始まりです。

 新宿区は、4月1日に88名の新しい職員を迎えました。
 新たに、私たちの仲間となった88名の職員は、これからの新宿区政を担う大切な人材です。
 管理職の皆さんは、新しい職員が、区政における自分の役割を理解し、区民や地域が抱える課題の解決に向けて速やかに行動することができるように、また、区民視点による仕事の改善に取り組み、区民の信頼に応えられる職員となるように人材育成に努めてください。
 この4月1日付で、児童相談所設置準備、民泊問題、福祉防災事業や避難所支援体制の充実、新宿駅周辺整備やオリンピック・パラリンピック関連事業等の区政課題に迅速に対応できるよう職員を増配置するなど、区政運営体制を強化しました。
 新たな体制の下、基本政策の実現に向けて、全庁を挙げて取り組んでください。

 今年度は、現在の総合計画と第三次実行計画の最終年度として総仕上げに取り組むとともに、30年度からの10年間を展望し、区政の方向性に道筋をつける極めて重要な年です。
 子育て世代、高齢者や生活困窮者などへの支援、高度防災都市化に向けた災害に強いまちづくり、回遊性や利便性の向上による魅力的で歩いて楽しいまちづくりなど、自分の所管にのみ とらわれることなく積極的かつ果敢に新宿区職員としてのプロ意識を、より強く持ち、区民サービスの向上に努めてください。
 良質な区民サービスを提供し続けていくためには、健全な区財政を維持し、将来にわたって安定した行財政運営を進めていくことが不可欠です。管理職の皆さんは、課題解決に対するスピード感を持って、事業の進行管理に意を払ってください。従来の取組みが、予期した成果を上げているか、さらなる工夫によって事業効果を向上できないか、正確な情報収集と情報分析をしながら検証し直してください。

 さて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会まであと3年となりました。
 メインスタジアムを地元に持つ自治体として、大会に向けての新宿区の取り組みは、全国の自治体から注目されています。区民の皆さんにとって、生涯、記憶として残るよう、また、オリンピック・パラリンピックを契機として創出される様々な効果が開催後も活かされるよう、世界最大のスポーツと平和の祭典に向けて取り組んでまいりましょう。
 今年度も、次の世代が夢と希望を持って心豊かに生活できる、持続的に発展し続ける新しい新宿のまちを目指し、「新宿力で創造するやすらぎとにぎわいのまち」の実現に向けて、「暮らしやすさ1番の新宿」「新宿の高度防災都市化と安全安心の強化」「賑わい都市・新宿の創造」の基本政策を柱とし、皆さんとともに、不撓不屈(ふとうふくつ)の精神で、一意専心(いちいせんしん)、区政の課題に向き合い、挑戦していくことを述べて、新年度にあたっての、私のあいさつとします。

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