区長の部屋メニュー

新宿区立漱石山房記念館 開館5周年記念「漱石を語る午後」

最終更新日:2022年9月26日

日時と内容
日付 時間 内容
令和4年9月23日(金曜日・祝日) 14時00分~ 新宿区立漱石山房記念館 開館5周年記念「漱石を語る午後」(牛込箪笥区民ホール)
 本日は、新宿区立漱石山房記念館の開館5周年記念イベント「漱石を語る午後」に出席してまいりました。
写真:ご挨拶する区長ご挨拶する区長
 漱石山房記念館は、夏目漱石生誕100周年に合わせ、新宿区が個人を顕彰する初の記念館として開館しました。
 開館に至るまでは、運営経費の捻出など経営をどのように行っていくのか検討していましたが、漱石を愛する多くの皆さまのご支援により無事に開館することができました。
 開館後からは、新型コロナウイルス感染症の影響により、皆さまに記念館にお越しいただくことが難しい状況が続いていましたが、少しずつ日常を取り戻しコロナから立ち直っていく中でこうした周年記念事業を行えることをとても嬉しく思っています。

 記念イベントでは、日本近代文学者として常に漱石研究をリードしてきた石原千秋(いしはら ちあき)先生、小森陽一(こもり よういち)先生による対談と、信濃町にアトリエを構え今年創立85周年を迎えた劇団・文学座の皆さまによる朗読劇により、漱石の文学を味わうことができました。
 また、記念館の地元、榎町地区で毎年開催されている「夏目漱石暗唱コンクール」で今年最優秀のお二人が、漱石作品の暗唱を披露して、花を添えてくださいました。

 新宿は、戦争による空襲でまちのランドマークの多くを失ってきました。しかし、夏目漱石をはじめとする多くの文化人が過ごしたまちの記憶は失われるものではありません。
 新宿の子供たちやこの記念館を訪れた方々が、漱石の記憶をまちの記憶として語りついでいってくれることを願っています。

 漱石山房記念館はこれまで多くの皆さまのご支援とご協力をいただき5周年を迎えられました。これからも漱石の魅力を発信していくよう取り組んでまいりますので、引き続きのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

本ページに関するお問い合わせ

電話:03-3209-1111(代)