新宿区若者のつどい2022

　本日は、オンライン配信された「新宿区若者のつどい2022」に出演してきました。

　若者のつどいは、新宿で過ごす20代、30代の方々が地域とのつながりをつくっていくためのイベントで、今回で11回目を迎えます。
　今年は、昨年に引き続きオンラインで実施し、「これからの新宿！未来へジャンプ」をテーマとして、コロナ禍から新宿のまちを再起動し、新たな未来へ進むきっかけになればと思っています。
　

　私もイベント冒頭のトークショーに出演させていただき、東京パラリンピック女子陸上で出場された高桑早生さんと高桑さんとともに競技用義足を開発されている、デザインエンジニアで東京大学教授の山中俊二さんから貴重なお話をお聞きしました。
　お二人は、高桑さんが高校生の時に出会い、その後は同じ大学で教授と研究生の関係などを経て現在に至っているそうです。
　高桑さんからは、義足でスポーツを行っていくご経験のお話、山中さんからは義足がポジティブに捉えられるようデザイン性を取り入れたお話をお伺いしました。
　お二人から共通に印象に残ることとしてお話いただいたのは、義足にデザインを取り込んだところ、同じチームの方から声を掛けられることが増えたということでした。
　更衣室で着替えをする際、それまでは義足について特に触れられることがなかったそうですが、デザインを取り入れたところ、チームメイトがかっこいいねなど話題にしてくれるようになったそうです。

　お二人は、スポーツ活動のコミュニティを通じて出会いました。今はコミュニティが希薄化しているといわれていますが、現時点では必要がなくても、将来に必要な情報や良き相談相手に巡り会えるのがコミュニティの良さの一つです。
　出会いは偶然ですが、出会う気持ちがあれば素敵な出会いが見つかることと思います。
　新宿にはさまざまな方々がいらっしゃいます。そうした人たちが出会い、お互いに心が豊かになる関係が作れるようなまちづくりをしていきたいと思います。

　貴重な話をお聞かせいただいた高桑さん、山中さんに厚く御礼を申し上げます。
　そして、若者のつどいをご視聴いただいた皆さんが新宿に関心をもち、コミュニティに参加していただけることを期待しています。