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令和4年度 平和派遣報告会

最終更新日:2022年10月3日

日時と内容
日付 時間 内容
令和4年10月2日(日曜日) 13時30分~ 令和4年度 平和派遣報告会(戸塚地域センター)
 本日は、平和派遣の会の皆さまと協働で「平和派遣報告会」を開催いたしました。

 新宿区は、昭和61年3月15日に、世界の恒久平和と核兵器の廃絶を願って「平和都市宣言」を行い、以来、さまざまな平和啓発事業を積極的に推進してきました。
 その1つとして「親と子の平和派遣」を行っており、区民の親子が、平和派遣者として被爆地を訪問し、戦争や核兵器の恐ろしさと、平和の大切さを学んでいただいています。
 また、平和派遣者のOBで作られた「新宿区平和派遣の会」は、区との協働事業や自主事業として平和啓発活動を行い、いのちの大切さと平和の尊さを伝え続けてくださっています。

写真:ご挨拶する区長ご挨拶する区長
 今年度は、親子7組14名の皆さんが長崎県に平和派遣として訪れていただき、平和派遣への参加を決めた経緯や現地での体験をそれぞれの親子がご家庭で話し合った内容を発表していただきました。
 保護者の方からは、戦争の悲惨さを子供に伝えることへの迷いや子供たちからは戦争と向き合う怖さなどについても発表がありましたが、皆さま平和派遣に参加してよかったとご報告を結んでくださいました。
 報告会の終盤では、子供たちからの平和のメッセージの発表を行い、平和派遣の会の方から平和大使の証をお渡しいただきました。
 今回、ご参加いただいた方々も平和派遣者のOBとして平和の大切さを語り継いでいただきたいと思います。

 報告会の最後には、早稲田少年少女合唱団による平和への願いを乗せた合唱動画の上映が行われました。
 例年は、この報告会に合わせて合唱を行っていただきますが、新型コロナウイルス感染症の防止のために事前に録画したものを上映いたしました。次回の報告会では生の歌声が聞けることを楽しみにしています。

 今年の5月に、区の平和事業にご協力いただいていた田川博康様がお亡くなりになりました。
 田川様とは平成28年度の長崎への平和派遣のプログラムに参加した際に被爆体験講話をしてくださったのが出会いでした。以降、田川様には新宿区の「平和のつどい」や、区立中学校・養護学校の生徒を対象にした被爆体験講話などで貴重なお話を新宿の子供たちにお話しいただきました。
 田川様のように戦争を経験された方から体験談を聴くことが難しくなってきた中、本日の平和派遣者の皆さんの報告のように、戦争を経験していない世代の方々が被爆地で学び、感じたことを広く伝えていくことが今後一層重要になってきます。
 平和派遣に参加された方々が、このことをきっかけとして、改めて平和について考え、その大切さを深く心に刻み、一人でも多くの方に平和について伝えていっていただけますと幸いです。

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