民生委員・児童委員委嘱状伝達式

　本日は民生委員・児童委員全国一斉改選に当たり、今後三年間、新宿区の民生委員・児童委員としてご活躍いただく291名の方に、厚生労働大臣からの委嘱状をお渡しいたしました。

　民生委員制度は、百年を超える長い歴史の中で、奉仕愛・隣人愛に基づいた住民視点の活動を行い、住民との信頼関係を築いていただく中で、日本の社会に定着しています。地道な活動を通じて、地域福祉の推進にご尽力いただいた、歴代の委員の方々をはじめ、民生委員・児童委員の皆さまのご功績に、心から敬意を表します。
　

　近年、少子高齢化に加え、単身世帯や外国籍住民が増加し、区民の価値観やライフスタイルが多様化しています。そのため、これまでの福祉制度では対応困難な生活課題も浮き彫りになってきています。
　また、新宿区では区民の約8割がマンションなどの集合住宅にお住まいになっています。密閉性の高いマンションが増える中で、地域との関わりの希薄化が心配されています。
 

　このような中で、民生委員・児童委員の皆さま方には、地域の方々の福祉にかかわる身近な相談相手として、また行政とのパイプ役としての役割もお務めいただきます。区としても、聴き取っていただいたご相談内容を受け止め、適切に連携しながら、共に課題の解決にあたらせていただきます。
　今後も、地域の実情に精通された民生委員・児童委員の皆さまのお力添えとご協力をどうぞよろしくお願いいたします。