染の小道

江戸時代から続く手描き友禅や小紋などの染物の技術や文化が今でも息づいているまち「落合・中井」で、昭和30年代頃のまちの記憶を現代に引き継ぐ、「染の小道」が2月23日から25日まで開催されました。2009年から始まったこのイベントも今年で10周年となりました。

色とりどりの反物が妙正寺川に架け渡され、鮮やかに彩る「川のギャラリー」と、染物ののれんが店舗の軒先を個性豊かに彩る「道のギャラリー」の2大企画を、年々拡大して開催されています。

さらに今年は、10周年の特別企画として「染の街のキモノショー」が落合第五小学校で開催されました。作家、学生、モデルの方等、皆さんで協力し、創り上げたキモノショーにより、「染の小道」は大いに盛り上がりました。

3日間のイベントで、区内外から約1万6,500人の方々が訪れてくださいました。地域の伝統である美しい「染め」の技術を守り、未来へと引き継ごうとされる皆さまのご尽力に心から敬意を表します。

また、来年も盛大に「染の小道」が開催されますことを楽しみにしています。「染の小道」実行委員会の皆さまをはじめ、関係者の皆さま、お疲れさまでした。