平成30年新年賀詞交歓会

平成30年「新年賀詞交歓会」を開催いたしました。今年の干支は「戌」年ですが、この「いぬ」という字は「じゅつ」とも読み、「収穫する」という意味があります。これまでの成果を享受し、新たに成長していく出発の年となると考えています。

昨年は、区成立70周年の年でした。本年を将来の100周年へと向けた、持続的に発展する新宿区の船出の年にしたいと思います。昨年オープンしました「漱石山房記念館」には、多くの皆さまにお越しいただき、入館者数も3万人を超えました。

夏目漱石のイギリス留学中の日記には、「真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実に行へ。汝の現今に播く種は、やがて汝の収むべき未来となって現はるべし。」とあります。本年は、新しい実行計画のスタートの年となりますが、真面目に考え、誠実に議論し、計画を真摯に実行していくことが、区政の持続的な発展へとつながっていくと考えます。

東京2020オリンピック・パラリンピックまで、あと2年となりました。この大会の終了後に、区民の皆さまにとって良い思い出として残していくことが大切であり、大会後の新宿区の発展も見据え、区民一人ひとりがどのように関わることができるのかを、東京2020大会区民協議会などの場を通じて、皆さまと引き続き話し合ってまいります。

また、社会的に関心の高い民泊については、「新宿区民泊問題対応検討会議」での検討を踏まえ、区が制定した「新宿区ルール」に基づき、事業者の適正な運営を促してまいります。

この日、名誉区民である、三遊亭金馬様の落語「孝行糖（こうこうとう）」上演がありました。また、江戸消防記念会の皆さまによる「木遣り」も披露され、新年賀詞交歓会に華を添えてくださいました。皆さまには心から御礼申し上げます。

今年も、区民の皆さまの声を真摯に受け止め、皆さまとともに地域の課題へ的確に対応してまいります。本年も皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。