平成28年度新宿区男女共同参画フォーラム

このフォーラムは、男女共同参画についての理解を深めていただき、新宿のまちにかかわるすべての人が、性別にかかわりなく、個性と能力を発揮し、責任も分かち合い、共にあらゆる分野に参画することのできる社会を実現することを目的に開催しています。

男女共同参画社会を実現していくためには、男女が共に、仕事や家庭や地域社会においても、多様な生き方が選択できるような環境づくりが求められています。特に、仕事と家庭の調和を図るワーク・ライフ・バランスの推進が重要です。

私も今年の1月に、「スマートワーキング・リーダー」を宣言しました。仕事と家庭（余暇、子育て、介護など）の両立ができる働きやすい職場が、区職員の意欲と活気を高め、区民の皆さまへの最善のサービス提供につながるものと考えています。

区では、他の自治体に先駆けて、ワーク・ライフ・バランス推進企業認定制度を立ち上げ、取り組みを推進する企業を認定するほか、コンサルタントの派遣など働きやすい職場作りを目指す企業を応援しています。

フォーラムの第一部では、今年度の「ワーク・ライフ・“ベスト”バランス賞」として、コネクシオ株式会社様を表彰させていただきました。男性の育休取得者が2014年で37.8％、2015年は48.8％と増加しているほか、「女性マネージャー育成塾」を実施し、女性管理職の割合が上昇するなどバランスのとれた取り組みを進めていらっしゃいます。

また、「ワーク・ライフ・バランス特別賞」を受賞された株式会社セプティーニ様は、育児中の社員サポートのため、ベビーシッター利用助成制度の整備をするなど、子育て支援制度を充実させていらっしゃいます。また、キャリア支援施策により、女性管理職の割合が年々増加し、現在は40％を超えるなどの成果を上げていらっしゃいます。

第二部では、ノンフィクション作家の吉永みち子さんが「自分らしく生きる」をテーマに、「がんばりすぎず、あきらめず、ほどよく生きる」ヒントを、ご自身の体験を踏まえつつ、楽しくお話をしてくださいました。今回のフォーラムは、公募区民の方と、男女共同参画推進センター利用団体有志の皆さん方で構成された実行委員会が企画・運営をされました。

昨年から10回以上も会合を重ね、素晴らしいフォーラムを開催していただきましたことに、心からお礼申し上げます。また、オープニングを盛り上げてくださいました、かぐら連の皆さまも、素晴らしい踊りをありがとうございました。