新国立競技場整備事業暴力団等排除協議会設立総会

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向け、昨年12月に新国立競技場の本体工事が始まっています。この日、設立された本協議会は、新国立競技場建設において、すべての関係機関が密接に連携し、暴力団等の反社会的勢力による不当要求の防止、犯罪組織を排除する姿勢を明示し、工事の円滑な推進に寄与することを目的にしています。

本協議会の伊藤会長からは、平時から関係機関の連携を密にし、暴力団等の反社会的勢力の情報を共有・水平展開しつつ、元請・下請工事業者へ暴力団等の反社会的勢力からの不当要求や工事参入への排除意識を徹底したいとのご挨拶がありました。

区も、平成24年1月に、区の契約や事業からの暴力団排除、区施設の利用拒否を定めた「新宿区暴力団排除条例」を制定しています。また、危険ドラッグ撲滅や悪質な客引き排除の取り組みも犯罪組織の排除に大きく寄与していると思います。

この日総会で採択された「暴力団排除宣言」では、「暴力団と交際しない、恐れない、利用しない、金を出さない」などを実践し、暴力団等の排除活動を推進することが宣言されました。

区といたしましても、区民の皆さまや警察、東京三弁護士会民事介入暴力対策連絡協議会などの関係機関の皆さんと相互に協力しつつ、無事に新国立競技場が完成し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を迎えることができるよう努めてまいります。