民生委員制度創設100周年記念式典・懇親会

「民生委員制度創設100周年記念式典・懇親会」に出席いたしました。民生委員制度は、奉仕愛・隣人愛に基づき、住民視点の活動を行い、住民との信頼関係を築きつつ、日本の社会に定着してまいりました。大正6年に岡山県においてその源となる済世（さいせい）顧問制度として創設されて以来、百年の長きにわたり、社会福祉制度の中で、我が国が誇る財産ともいうべき位置づけとなっております。

民生・児童委員への意識調査からは、「やりがい、達成感を感じる時」として多く指摘されるのが、「支援した人に喜ばれた時」や「その人の課題が解決した時」という声を伺っております。世知辛くなったといわれる今日の社会において、委員の皆さまの真心が、地域における灯台となり、心安らかに暮らすことのできる社会をつくりだしてくださっている証左だと思います。

民生委員・児童委員の皆さまには、今後とも、誰もが住み慣れた地域で安全、安心に生活できるまちづくりを進めていくために、地域福祉の担い手としてお力添えをいただきますようお願い申し上げます。区も民生委員制度の周知と活動支援を強化し、皆さまが活動を行いやすい環境の整備を図るとともに、新宿区の地域福祉の向上に努めてまいります。