夏目漱石記念施設整備プロジェクトＶｏｌ．4「漱石の散歩道」

「新宿区夏目漱石記念施設整備プロジェクト」の第4弾「漱石の散歩道」を四谷区民ホールで開催しました。

第1部は、世界的な科学者で、東京理科大学学長の藤嶋昭（ふじしま・あきら）さんに「漱石と物理学校」と題してご講演いただきました。小説『坊っちゃん』の主人公坊っちゃんは、東京物理学校（現在の東京理科大学）を卒業。同大学となじみの深い漱石や『坊っちゃん』について、科学者の目で語っていただきました。

第2部は、「倫敦の漱石」と題して、漱石が1900年から2年余りの間留学していた当時の抒情的で美しいイギリス音楽を、湘南ゾリステンの弦楽合奏でお楽しみいただきました。

第3部は、「東京の漱石」と題して、三遊亭圓窓（さんゆうてい・えんそう）師匠の新作落語「吾輩は坊っちゃんである」と、落語をこよなく愛した漱石も聴いたであろう古典落語「野ざらし」を、三遊亭王楽（さんゆうてい・おうらく）さんにお話しいただきました。

区は、漱石誕生150周年となる平成29年2月の開館に向けて、晩年の9年間を過ごし、数々の名作を世に送り出した早稲田南町に、（仮称）「漱石山房」記念館の整備を進めています。
「夏目漱石記念施設整備基金」にご寄付いただきました皆さまには心より御礼申し上げます。本格的記念館の整備に向けて、これからも皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。

本イベントの企画運営にご協力いただいた朝日新聞社様、東京理科大学様をはじめ、ご協力いただいた皆さまに改めて御礼を申し上げます。