全国中学生人権作文コンテスト 東京都大会表彰式を開催

今日29日、平成27年度全国中学生人権作文コンテスト東京都大会の表彰式を牛込箪笥区民ホール（箪笥町15）で開催した。主催は東京法務局と東京都人権擁護委員連合会。

コンテストは、次世代を担う中学生が豊かな人権感覚を身につけることを目的に昭和56年度から開催。今年は、区内8校962編の応募作品から区代表3作品と参加校の代表8作品が選ばれ、区代表3作品は東京都大会（311校44,195編応募）で奨励賞と作文委員会賞を受賞した。

表彰式は午後2時に開会。小部正治・東京都人権擁護委員連合会長が「他者の気持ちを想像できる優しく温かい大人になってもらいたい」と受賞者に呼びかけ、賞状を贈呈。区代表作品「父が気付かせてくれたこと」で奨励賞を受賞した中山碧乃（なかやまあおの）さんらが笑顔で賞状を受け取った。表彰式では受賞作品の朗読や受賞者へのインタビューも実施。「障害と向き合い、葛藤しながら受け入れてきた自分のことを多くの人に伝えることができて嬉しい」「作文を書いたことで、差別について普段漠然としていた自分の考えがクリアになった」など、受賞した生徒がそれぞれの思いを語ると、会場からは大きな拍手が送られた。

【受賞作品と代表作品】
▼区代表作品（奨励賞）
「父が気付かせてくれたこと」…中山碧乃（なかやまあおの）さん（四谷中学校3年）
▼区代表作品（作文委員会賞）
「過去を見つめて」…藤田芹（ふじたせり）さん（四谷中学校3年）
「囲碁と人権」…志原大桜（しはらたいおう）さん（落合中学校2年）
▼学校代表作品
「反日デモから学んだこと」…山村彩吹（やまむらいぶき）さん（牛込第一中学校2年）
「わたしたちにできることは」…永峰知佳（ながみねちか）さん（牛込第二中学校2年）
「「変な人」ではなく「こんな人」」…寺尾結衣（てらおゆい）さん（牛込第三中学校3年）
「人権とインターネット」…丸山爽花（まるやまさやか）さん（四谷中学校3年）
「男女共同参画実現へ」…青葉萌奈美（あおばもなみ）さん（落合中学校2年）
「誰でも持っている権利」…坂寄天美（さかよりまみ）さん（落合第二中学校3年）
「家族から学んだ命の尊さ」…岩田緋瑛（いわたひえい）さん（新宿西戸山中学校3年）
「平等な社会への第一歩」…金聖喜（きむそんひ）さん（東京韓国学校中等部1年）