稲荷鬼王神社に咲く可憐なさくら草

最終更新日:2007年4月18日

写真:稲荷鬼王神社のさくら草
写真:稲荷鬼王神社のさくら草
 区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で、今日の鎮花祭(はなしずめのまつり)に合わせて、さくら草の展示が始まった。「琴の調」「十二単」「天女」などの名前が付けられた、現存する約300種類を楽しむことができる。
 さくら草は、日本から中国東北部に自生する野草で、さくらの花が散ってから、白、紫、淡紅色など色とりどりの可憐な花を咲かせる。
 育てているのは、宮司の大久保直倫(なおとも)さんとご家族。母の萌子(たみこ)さんを中心に、社務所の屋上で、丹精込めて650鉢以上を育てている。
 今年は暖冬のせいか、例年より開花が早いそうだが、見ごろを迎えた鉢から順番に入れ替えて、4月末まで展示する。
神社では苗の販売は行っていないが、育ててみたい人には、2月に苗を分けてくれる。
 宮司の大久保さんは、「歌舞伎町に潤いを提供し、地域に親しまれる催しとして、これからもさくら草を大切に守っていきます」と話している。

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稲荷鬼王神社 3200-2904