新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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 道路、公園などの公共施設やオープンスペース*などの公共的な空間を、地域主体の活動組織がきめこまかい管理を行い、地域の資源として活用することで、地域全体の価値向上を目指す、エリアマネジメント*の取組みが広がりを見せています。新宿区内でも複数の地域で展開され、積極的に取り組まれています。エリアマネジメント広告としての屋外広告物については、地域特性を踏まえ、地域活性化や地域貢献につながる表示内容やデザイン、活用を検討することが重要です。 また、エリアマネジメント広告に限らず、地域の歴史や文化が感じられる屋外広告物や、デジタルサイネージ*による周辺地域情報や防災情報の提供など、地域に貢献する取組みが必要です。エリアマネジメントの取組みの一つとして、地域で審査・運用できる自主審査体制の構築、地域イベント等の広告料をまちづくりに還元すること等を条件に、東京都屋外広告物条例*や道路占用の特例許可が認められる場合があります。地域特性を踏まえた計画や、広告料の一部をまちづくりに還元するなど、まちづくりと一体となった運用により、地域の活性化につなげることができます。地域特性にあった賑わいの演出やデザイン性の高い空間となるように計画された仮囲い広告物は、地域の魅力を高めることができます。(出典:千代田区屋外広告物景観まちづくりガイドライン)屋外広告物景観形成ガイドライン | 2 区全域屋外広告物ガイドラインデジタルサイネージ等は、大きな面で表示されることも多く、光や動きに加えて音を伴う可能性もあることから、発信するコンテンツの内容については十分な配慮が必要です。デジタルサイネージ等の可変表示が可能な特徴を有効に活用し、地域特性を踏まえたコンテンツや災害時に防災情報を提供することにより、地域貢献につなげることができます。また、電力ひっ迫時には必要な情報以外は消灯するなど、節電に配慮することが大切です。歌舞伎町タウン・マネージメントの仮囲い広告物啓発事項方策イメージ屋外広告物を活用したエリアマネジメント地域の魅力を高める仮囲い広告物屋外広告物地域貢献につながるデジタルサイネージ取組み事例 P.3644|屋外広告物を活用した地域貢献地域特性を踏まえた、地域貢献につながる取組みを行う

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