新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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照明方式事例考え方照明方式と考え方光源の色温度と演出効果屋外広告物景観形成ガイドライン | 2 区全域屋外広告物ガイドライン内照式(盤面)壁面内部に照明装置を内蔵し自ら発光するもの表示面全体が発光しているように見え、鮮やかな色彩表現が可能で、景観に与える影響が大きい。繁華街など夜間の賑わいを演出する地域以外では、建物低層部で用いることを基本とし、深夜帯は消灯するなど配慮する。自然光快晴の北空青みがかった光色曇天平均正午の太陽光白っぽい光色赤み日の出・日没がかった光色K:ケルビン(熱力学温度の単位)屋外広告物昼光色昼白色白色温白色電球色ろうそくの炎箱文字の裏面や側面の照明装置により壁面をライトアップして輪郭を浮かび上がらせるもの光量が小さく周辺への影響が最も少ない。間接光による上品な表現となり、洗練された雰囲気、落ち着きや安らぎを演出するのに有効である。建物や企業、店舗等の名称サインに用いる。歌舞伎町神楽坂 近年、夜間景観が都市の魅力として注目されており、屋外広告物においても景観特性に配慮した魅力的な夜間景観を演出する役割が期待されています。一方で、過剰な照明は周辺環境へ悪影響を及ぼすことから「光害(ひかりがい)*」と呼ばれています。屋外広告物においても、周辺の夜間景観との関係に配慮した適切な照明・光とすることが必要です。 屋外広告物に光源を使用する場合は、建築物と一体的にデザインするなど、周辺環境に適した照明方式を選択することや、住環境に配慮して照度や照明光の指向性、点灯時間などを調整します。 夕日を思わせる暖かい光は安らぎや落ち着きを感じさせ、一方で晴天を思わせる白っぽい光は活動的な雰囲気を演出する効果があります。 屋外広告物に照明を計画する場合は、周辺地域の特性に応じて、繁華街などでは賑わいの演出、歴史的な地域や住宅地では落ち着きや安らぎを色温度で演出するなど、夜間における地域の雰囲気づくりに貢献することが大切です。高輝度(眩しさ)の抑制地域特性に応じた色温度*の演出発光式ネオンやLED等の光源そのものが表示物となるもの派手な色彩や動きのある表現が可能で、景観に与える影響が大きい。繁華街など夜間の賑わいを演出する地域以外では、建物低層部*で用いることを基本とし、歴史や自然の保全、住環境への配慮が求められている地域では使用を控える。外照式外付けのスポットライト等により表示面をライトアップするもの表示面全体を照らすため、規模によっては景観に与える影響が大きい。光害に配慮して、光源が露出しないようにし、深夜帯は消灯するなど配慮する。色温度光の色内照式(箱文字)間接照明式(箱文字)箱文字*内部に照明装置を内蔵し自ら発光するもの小さい光量で自由な色彩表示が可能なため、小面積で効果的な表現ができる。周辺への影響を配慮した上で、文字やロゴマークなどにコーポレートカラーを表現する場合に用いる。繁華街の賑わいの演出人工光源暖かみのある和の演出4200K4000K3500K3000K~2800K12000K10000K8000K6500K5000K2000K~1800K4|照明・光について

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