新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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できる、いわゆるユニバーサルデザインの考えに基づき、必要な時に必要な情報を取得できるような環境づくりが重要です。交通機関案内等の公共的な情報と店舗などの看板が、お互いに機能を損なわないよう設置場所、デザインの工夫等に配慮が必要です。 屋外広告物は、屋外の公共空間*に表示・掲出されるものであり、不特定多数の人を対象とします。そのため、発信内容や方法には十分に配慮し、信頼性のある広告づくりが重要となります。 また、屋外広告物は頭上から足元まで様々な所に設置されています。落下事故の防止、快適な道路空間の確保のために、管理者は安全対策の徹底に努めることが重要です。テナントビルでは、各テナント事業者の屋外広告物が表示・掲出されます。また、テナント事業者は入れ替わる場合があります。そのため、テナント事業者と建物所有者等は、室内から表示する窓面広告、敷地内の置き看板等について、双方による良好な景観形成に配慮した設置計画や継続的な取組みが重要です。エリアマネジメント広告としての屋外広告物は、地域特性を踏まえ、地域の活性化等につながる表示内容やデザイン、活用を検討することが重要です。地域の歴史や文化を活かしたデザイン、災害時の防災情報の提供など、地域に貢献する取組みが必要です。 老朽化した屋外広告物は、歩行者などに危険を伴うだけではなく、良好な景観形成の阻害要因にもなります。 東京都屋外広告物条例*においても、設置者等の管理義務が示されています。屋外広告物は、設置後、設置者等による定期点検、維持管理等の責任ある設置管理が重要です。 屋外広告物景観形成ガイドライン | 2 区全域屋外広告物ガイドライン屋外広告物P.325P.327ユニバーサルデザインに配慮した屋外広告物通りの賑わいを創出する窓面広告エリアマネジメント広告としての仮囲い広告物屋外広告物の定期点検、維持管理屋外広告物の安全対策安全性や地域貢献等の視点1|快適な都市空間づくり・ユニバーサル  デザイン*P.324 年齢、性別、国籍、個人の能力を問わず、できるだけ多くの人が認識2|信頼性と安全性のある広告づくり3|窓面広告*、敷地内置き看板等の景観  づくりP.3264|屋外広告物を活用した地域貢献5|定期点検、維持管理、更新や除去等の  責任ある設置管理P.328

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