新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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 新宿区には、個性的で多様なまちに多くの区民が生活し、国内外からもたくさんの来街者が訪れています。個性的で多様な景観を、区の魅力として、また、貴重な財産としながら、今後もさらに地域の特性を活かした景観まちづくりの推進が必要になっています。 景観形成において屋外広告物*は重要な要素となっています。世界的に有名な繁華街の看板、老舗デパートの看板等、屋外広告物による景観はまちの象徴となっています。 一方で、屋外広告物は歴史、自然、昔ながらの風情を残す商店街等において、景観上の課題となっています。更に、近年は、技術の進歩などによりデジタルサイネージ*やプロジェクションマッピング*等の新たな広告媒体が増加し、景観や住環境への影響が懸念されています。その一方で、情報更新が容易なことから新しい情報を随時提供でき、地域貢献や活性化につながるような事例もあります。 今後、個性的で多様な新宿の景観の魅力を高め、区内に住む多くの住民、新宿を訪れる世界の人たちが気持ち良く過ごせる都市を目指すためには、地域住民、商店会や町会等の意見を踏まえた、地域の景観特性や地域主体のまちづくりに応じたきめこまやかな屋外広告物の景観誘導*が不可欠です。 そのため、東京都屋外広告物条例*の制度等と連携を図りながら、新宿区の景観まちづくりの側面から誘導を進め、「新宿区景観まちづくり計画」の目標である「まちの記憶を活かした『美しい新宿』をつくる」ことに取り組んでいきます。屋外広告物文中で*を付けた用語については、「資料編 / 2用語集」に説明文を記載しています。新宿区景観形成ガイドライン屋外広告物に関する景観形成ガイドライン

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