新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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1 要素別景観形成ガイドライン | 1-1 形態意匠の景観形成ガイドライン 本ガイドラインをわかりやすく解説した「形態意匠の手引き」を区のホームページで公開しています。 景観形成の考え方 具体的な方策景観形成の考え方 具体的な方策 落ち着いた雰囲気を持つ住宅地 和の風情を意識した通り 3 4 6 7 8 ・建築物の外観を構成するものは多様であり、建築物の様々な箇所が外観・まちなみに影響を与えます。例えば周辺の景観特性を考慮せずに用いた華美な色彩や圧迫感が感じられる長大な壁面は、周辺景観に影響を与えます。・個々の建築物の形態意匠が、地域の地形や歴史、地域性に基づいた景観特性を読み取り、周囲との調和が図られているとき、まちなみも自ずと美しいものとなります。周囲のまちなみも踏まえ、良好な景観となるよう、様々な点から形態意匠を検討してください。 (1)周辺景観と調和した形状・デザインとする。・建築物の規模や立地条件などによる周辺景観への影響を考慮して、建築物の形状・デザインのエ夫により周辺景観との調和に努めてください。①圧迫感の軽減に配慮する■長大な壁面が生じないようにする■崖下からの眺めに配慮する②意匠のまとまりに配慮する■建築物及び敷地全体のバランスに配慮する■建築物の向きに配慮する③地域景観との調和に配慮する(形状・デザイン)■落ち着いたまちなみに配慮する■賑わいの連続性に配慮する■敷地の形状や地形に配慮する(2)周辺景観と調和した素材•色彩を選ぶ。・建築物に使用する素材・色彩は、建物のコンセプトに即して、外壁や外構*等に使用する素材の色合いや素材感、建築物全体のバランス等を考慮し、創意工夫して下さい。・一方で、素材・色彩の使い方によっては、周辺景観に大きな影響を及ぼすことがあります。周辺の地域景観と調和に配慮した素材・色彩選びに努めてください。 ①景観を阻害するおそれのある色彩を避ける■原色に近い高彩度*の色彩は避ける■真黒・真白は避ける■極端に明度*差がある組み合わせは避ける1 周辺景観との調和に配慮する 景観形成の方針 形態意匠 避けてほしい色彩(※自然素材はこの限りではない) 圧迫感を与えるおそれ光の反射率が高く、目 立ちやすいため、広いがあるので、広い面積 での使用は避ける面積での使用は避ける 低い 1 2 明度5 高い 9 10 1-1 形態意匠*の景観形成ガイドライン

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