新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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まちなみの大幅な変化が予想される場所では、超高層ビル群や周辺市街地との調和を図り、新宿中央公園と神田川をつなぐまとまったみどりを創出する。暗渠の連続するみどり暗渠沿いには低木から高木まで様々な植栽があり、連続したみどりが創出されています。南北に連なるみどりの道:公園などの公共施設や住宅地のみどりの連なる南北の道があります。江戸時代には現在の十二社通りと並んで大小二つの池があり、周辺には多数の茶屋が並ぶ景勝地でした。また、玉川上水と神田上水を結ぶ助水堀や高低差が9mあったと言われる熊野の滝もありました。明治時代以降は淀橋浄水場の建設に伴い、池や助水堀は次第に埋め立てられてしまいましたが、その水路跡は現在は遊歩道として存在しています。神田川は、コンクリート三面張りとなってはいるものの、河川沿いにはみどりが連続しており、都市において一息つける貴重な安らぎ空間です。エリア別景観形成ガイドライン 10 新宿駅周辺地域住宅地も商店街もあまり規模が大きくなく、身近なみどりが存在し、新宿中央公園までみどりが連続しています。かつて、神田上水と玉川上水をつないだ助水掘の跡は暗渠となっており、連続するみどりが創出されています。柳橋跡柳橋は暗渠化されるまで地元に親しまれてきました。昔の風情を復活させるため、地元有志により2016年に柳が植樹されました。十二社の住宅街には、高低差のある道や十二社の池の跡など、緩やかな地形の変化を眺められる場所が存在します。十二社池の跡:西新宿4丁目には、かつての十二社池の跡である窪地があります。窪地では、緩やかな変化のある地形を眺められる場所があり、低層と高層の建築物が折り重なって見えます。1.空の広がりや神田川の流れを感じる河川空間景観特性2.生活感を感じる身近なみどりや商店街西新宿五丁目北地区3.地形の変化を感じられる道10-7水道道路神田川助水掘跡方南通り助水堀跡西新宿五丁目中央北地区西新宿五丁目中央南地区西新宿小学校十二社通り新宿中央公園水道道路【凡例】眺望点公園地域を象徴する建築物連続するみどりまとまったみどり重要なみどり(一部保護樹木を含む)景観上重要な道路坂道(下から上)超高層建築物河川かつて水路だった道まちなみの大幅な変化が予想される場所エリア境界0S = 1 : 8000200m5010010-7 淀橋・十二社エリア

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