新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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文安与ビルアモ靖国通り通り街番モア3モア中央街番モア5街番モア4街番ア2モ新宿通り新宿中央通り文街番10新宿通りと甲州街道の中央に位置する新宿中央通りは、街路樹が整備された通りとなっています。東口エリアは、江戸五街道の1つである甲州街道の宿場町「内藤新宿」として始まりました。太平洋戦争で一面焼け野原となったものの、戦災復興を経て現在も日本有数の繁華街として賑わい続ける歴史あるエリアです。特に、新宿通りは建築物の軒線も揃っており、歴史的建造物も点在する風格ある通りとなっています。新宿通り沿道は、百尺ライン(高さ31m程度)を意識したまちなみとなっています。また、低層部*は開放的な意匠*となっており、賑わい景観が通り沿いに連続しています。基本的に壁面線も揃っていますが、低層部のみを後退させ魅力的な滞留空間も点在しています。エリア別景観形成ガイドライン 10 新宿駅周辺地域歴史的建造物やモア街などの特徴ある道路景観、日本で3つしかない国民公園である新宿御苑など、エリア内や周辺には多数の景観資源が存在しています。これら景観資源の魅力を十分に引き出す工夫が必要です。モア街では、商業施設とケヤキ並木が調和し、心地良い賑わいが創出されています。特に、モア4番街では、午後になると道路上にオープンカフェが出店し、多くの人々で賑わっています。モア2番街は中央に、モア4番街は両端にケヤキ並木を列植している個性的な通りです。通り沿いでは、ケヤキのみどりを引き立てるような形態意匠及び色彩であることが必要です。新宿通りモール化にあたっては、みどり豊かで楽しく歩ける景観を創出します。新宿駅直近地区土地区画整理事業が事業決定され、駅ビルの建替えと合わせて、新宿グランドターミナル*の実現に向けたまちづくりが進んでいます。各商店会ごとにそれぞれ、街路灯や道路舗装など工夫を凝らしています。各商店会ごとの個性を出しながらも、エリア全体として統一感が必要です。2.風格と賑わいのある新宿通り景観特性3.歴史を感じる多様な景観資源*1.回遊拠点としての東口駅前広場4.心地良い賑わいのモア街10-2【凡例】【景観資源】(国登録有形文化財)文文化に関わる資源(都指定文化財等)文地域を象徴する建築物アイストップランドマーク重要なみどり(一部保護樹木を含む)連続するみどりまとまったみどり景観上重要な道路東西自由通路景観上重要な都市空間まちなみの大幅な変化が予想される場所エリア境界文化に関わる資源50100スタジオアルタ東口駅前広場新宿高野本店ビルJR新宿駅ルミネエスト新宿店安与ビル200mS = 1 : 4000日本一の乗降客数を誇る新宿駅の東口は、昼夜を問わず多くの人が行き交う賑やかな景観となっており、多くの人を受け止める駅前広場となっています。更なる歩行者空間の充実に向けて検討を進めています。紀伊國屋ビルディング紀伊国屋ビルディング武蔵野ビル新宿ライオン会館伊勢丹本館東西自由通路10-2 新宿駅東口エリア

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