新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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西武新宿駅前通り四季の路区役所通り歌舞伎町あずま通り歌舞伎町さくら通りセントラルロード靖国通り歌舞伎町一番街新宿東宝ビル花道通り0新宿区役所1.特徴ある街路空間景観特性2.来街者等交歓のための広場10-13.繁華街と区役所通り周辺の対比歌舞伎町に隣接する西武新宿駅は、駅舎の煉瓦色のタイルや街路灯により落ち着いた景観をつくっています。靖国通りからエリア内の入り口にゲートが設けられている場所もあり、通りの個性を演出しています。歌舞伎町エリアは、明治時代には旧大村藩主の別邸があり、大正時代には府立第五高等女学校が建てられました。太平洋戦争では一面焼け野原となったものの、戦災復興でエリア全体の区画理整が行われ、「市民交歓の場」としての広場(現シネシティ広場)やT字型街路など、先駆的な都市計画がなされました。また、世界的にも有数の娯楽・繁華街となっています。意図的な都市計画によりつくられたT字路によって、一体感の感じられる道路基盤があります。そのためまちの賑わいが周囲に散逸しないことが最大の特徴となっています。しかしながら、各通りごとの特徴は現在薄くなり、エリア全体として同質化が進んでいます。エリア別景観形成ガイドライン 10 新宿駅周辺地域シネシティ広場を囲む中心街区は、繁華街の中でも中心的な高層建築物のまとまりとなっています。周辺に賑わいが伝わるような景観づくりが必要です。街路樹や中層建築物が建ち並ぶセントラルロードと、アイストップとなる新宿東宝ビルにより個性的な景観が形成されています。日本における広場は、駅前広場や交通広場が大多数を占めており、シネシティ広場のような、来街者等の交歓を目的として設計された広場は希少です。隣接建築物の整備と相まってエリア内でも象徴的な空間となっています。今後も周辺建築物の整備によって、広場が人々の交歓の場となるような工夫が必要です。中層で間口もさほど大きくない建築物の規模が、人付き合いを基本とする歌舞伎町らしい商売を支え、賑わいを生み出しています。また、小規模な袖看板の集まりが、賑やかな歌舞伎町独特の景観を創出しています。大衆文化の発信地である歌舞伎町のシンボルとなるような空間の創出を図る。歌舞伎町の賑わい世界的な繁華街の中に、区役所や都電線路跡である四季の路(新宿遊歩道公園)があります。繁華街の中の貴重な公共的空間となっています。また、シネシティ広場を囲むような中心街区*には高層建築物のまとまりが生まれています。エリアごとの景観特性を崩さない工夫が必要です。新宿区役所の外構や区役所通りでは、居心地のよい景観づくりが必要です。高層建築物のまとまり賑わいと落ち着きの境目にある区役所みどり豊かで心地良い四季の路歌舞伎町建設記念碑【凡例】地域を象徴する建築物アイストップランドマーク連続するみどりまとまったみどり景観上重要な道路景観上重要な都市空間視線方向・重要な軸線シネシティ広場を囲む中心街区エリア境界東急歌舞伎町タワー50100200mS = 1 : 5000【景観資源】(区指定文化財等)歴歴史に関わる資源77755755-75-75-7丁丁町二丁二丁二丁歌舞伎町二丁目エリ歌舞伎町二伎歌舞伎町二丁目エ歌舞伎町二丁目エアアリアリエリエリアアリリリリ10-1 歌舞伎町一丁目エリア

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