新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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地域の概要柏木地域の地形まちの記憶や文化大正前期の土地利用緑被現況分布図9 柏木地域います。そこから東へ向けて緩やかな河岸段丘が広がっています。そのため、坂道や階段が点在しており、変化のある景観となっています。れた小高い丘があります。その付近には、蜀江坂が緩やかなカーブを描きながら通っており、地形による景観のまとまりを感じます。歩道が整備されています。また、遊歩道沿いの小さな残地を有効活用して、緑地が作られており、川沿いは水とみどりを感じる潤いあふれる景観となっています。エリア内に点在する寺社と公園に身近なみどりが点在しています。また、かつて邸宅地であった場所では古くからの大木が残されており、歴史を感じさせます。河岸段丘の起伏地域の西側を縁取るように神田川が流れて『蜀江山』と呼ばれた小高い丘地域の中央部には、かつて『蜀江山』と呼ば風光明媚な農村この地域は、かつてほとんどが農村であり、瓜が特産であったと言われています。また、地域内には、平将門にゆかりのある鎧神社や円照寺といった由緒ある寺社が点在しています。江戸時代には蜀江山周辺は紅葉の名所として親しまれてきました。現在でも、寺社のおもむきや古くから残る大木にその面影を感じます。区画整理と再開発中央線の北側や新宿駅の周辺では、戦災復興による区画整理が行われ、整然としたまちなみが生まれました。また、青梅街道の沿道では、再開発事業による超高層ビルが建ち並んでいます。神田川沿いの遊歩道地域内の神田川沿いには、全て桜並木の遊点在する寺社と公園のみどり大規模なみどりのまとまりはありませんが、エリア別景観形成ガイドライン 9 柏木地域【9-2 円照寺周辺エリア】【9-3 蜀江山周辺エリア】【9-2 円照寺周辺エリア】柏木の地とゆかりの深い円照寺【9-5 新宿駅北区画整理エリア】大きなすみ切り*部分に正面を向ける店舗並木のある遊歩道が整備された神田川【9-1 北柏木区画整理エリア】区画整理事業により整備された公園緩やかな斜面地上の坂道小高い丘へと上る蜀江山【9-4 神田川エリア】変化に富んだ地形水とみどり

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