新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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区の景観を特徴づけている神田川や外濠(史跡江戸城外堀跡)、新宿御苑、明治神宮外苑などは、区の外周を取り巻くように存在しています。また、明治神宮聖徳記念絵画館や迎賓館などの眺望景観*は複数の行政区の影響を受けながら形成されています。そして、幹線道路や河川、鉄道沿いの現実のまちなみは、区の内外に渡って連続しています。このような、景観形成を図る上で軸となる広域的な景観の形成にあたっては、東京都や隣接区と連携を図り、景観協議会などの制度も活用しながら、良好な景観の保全・創出を図ります。 西新宿周辺の超高層ビル群の景観は、新宿区を代表する特徴的な景観となっています。それぞれの建築物が単体としての個性を持ちながらも、超高層ビル群全体としてまとまりのある景観がつくられています。今後は、西新宿周辺と新宿駅周辺の超高層ビル群が一団となってなだらかな丘状のスカイライン*を形成し、超高層ビル群全体として見た時の形態意匠*の調和が図られるよう適切に誘導していきます。また、一般市街地の中における超高層ビルについては、周辺景観や環境との調和を図り、新たな賑わいや良好な住環境の創出を図るよう適切に誘導していきます。 首都東京の象徴性を意図して造られた明治神宮聖徳記念絵画館や迎賓館は、その周辺を含め、今日も風格ある景観を形成しています。この眺望景観を保全するため、周辺で計画される建築物等の高さなどの規模、色彩等を適切に誘導していきます。また、内藤家の下屋敷であった歴史を持つ新宿御苑は、都心における貴重な憩いとやすらぎのオープンスペースを提供しています。この新宿御苑内からの眺望を保全するため、周辺で計画告物の表示などについて、適切に規制・誘導を行います。 される建築物等の高さ、外壁の色彩や隣棟間隔、屋外広新宿区景観まちづくり計画 新宿区景観まちづくり計画|第2章 景観法を活用した景観まちづくり 西新宿周辺の超高層ビル群の景観 明治神宮聖徳記念絵画館の眺望景観 迎賓館の眺望景観 新宿御苑からの眺望景観 (2)広域的な景観形成方針①超高層ビルの景観形成②明治神宮聖徳記念絵画館や迎賓館及び新宿御苑からの眺望の保全

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