新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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0新目白通り手通り振り子坂通り一の坂通り山手坂通り1.目白文化村のまとまり景観特性S = 1 : 60002.ゆとりあるまちなみ3.目白文化村らしさの継承「目白文化村」は、大正時代に箱根土地株式会社によって開発された、和洋折衷の住宅や、インフラ・文「みどり豊かなまちなみ」などに、今も目白文化村の面影が受け継がれています。既存の道路基盤に合わせて整備された道路はやや幅員が狭く、行き止まりが多くなっています。そのため、周辺地域とは違った独特の印象を受けます。また、それぞれの敷地の道路境界部分は開放的になっており、目白文化村としてのまとまりが強く感じられます。わずかながら、文化村の形態意匠を受け継ぐ住宅が残存しています。エリア別景観形成ガイドライン 8 落合第二地域化施設の充実した画期的な住宅地でした。その後建替えも進み、当時を偲ばせる住宅はわずかしか残っていませんが、「整った道路基盤」や「ゆとりある敷地規模」、「下部が大谷石積みでできた塀や門」、目白文化村の分譲当初の敷地規模は100〜200坪であり、広々とした敷地に開放的な前庭をそれぞれが持っていました。現在では細分化も進んでいますが、おおむね50〜100坪程度の敷地規模を維持しており、今なお、ゆとりあるまちなみとなっています。建て替えられていても、塀やさく、その下部の石積み部分、庭の空間や形態意匠などの空間構造に、従来の文化村の雰囲気が継承されています。8-3谷地に位置するため、周囲より少し低くなっています。また、目白文化村創設時に計画的につくられた鍵型の道路基盤により、まとまりのある景観となっています。分譲当初に建てられた文化住宅は、三角屋根を特徴とする和洋折衷様式です。現在でも数箇所に存在し、また、建替えられた後も、外構*を含め(大谷石積みの基壇や門、木柵や生垣など)、良質な意匠*を踏襲したものや、目白文化村らしさを継承した部分が多く見られます。目白文化村(第二)50100200m目白通りゆとりある敷地規模と建築物前庭の設置道路目白文化村(第三)目白文化村(第四)延寿東流庭園行き止まり路4m豊かなみどりのまとまり開放的なしつらえ【凡例】眺望点神社公園重要なみどり(一部保護樹木を含む)江戸以来の街路目白文化村創設時からのまとまりある街路目白通りに交わる街路地域を貫く重要な街路坂道(下から上)T字(L字)のアイストップ文化村創設当初からの文化住宅文化住宅の意匠特徴を継承した住宅文化村らしい公私境界目白文化村の範囲(第一・第二)エリア境界目目目白文化村周辺エ白文化村周辺エエエ文村周アアアアアアリアリアリエリエリエエリエアアリリリリリリ村村8-3 目白文化村周辺エリア

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