新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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地域の概要落合第二地域の地形大正前期の土地利用緑被現況分布図8 落合第二地域ており、北側へ向かって、下落合へと続く斜面地、目白大学の位置する台地、そして、西落合の北側の一帯は小高い台地となっています。が流れ、川沿いは低地となっています。また、上落合周辺は妙正寺川に削り取られた河岸段丘であり、西落合の南側は、昔の妙正寺川の流路であったことによる河岸段丘となっています。まったみどり、邸宅の屋敷林などが地域全体を覆っています。また、哲学堂公園周辺にも、豊かな樹林がまとまって残されています。池としての機能を併せ持つ公園が数箇所で整備されています。水とみどりの潤いを感じるオープンスペース*-となっています。河川沿いの公園妙正寺川沿いには哲学堂公園のほか、遊水起伏に富んだ地形エリアの南側は妙正寺川沿いの低地となっ低地と河岸段丘地域の南側と西側を縁取るように妙正寺川耕地整理と郊外住宅地の形成大正時代までは人家もまばらな農村でした。その後、大正時代から昭和初期にかけて西落合の耕地整理や目白文化村の開発、西武線の開発があり、徐々に郊外住宅地へと変貌を遂げました。現在でも、台地上や中井の斜面地等は良好な住宅地となっています。行楽地の面影大正時代以降、妙正寺川付近には、哲学や社会教育の場として整備された哲学堂公園やオリエンタル写真工業などが立地していました。一時期、風致地区に指定されるなど、風光明媚な行楽地となりました。また、そのほか、妙正寺川の流水を利用した染物・製紙産業が多く立地していたと言われています。斜面緑地と住宅地のみどり下落合から続く斜面緑地や目白大学のまとエリア別景観形成ガイドライン 8 落合第二地域【8-5 中井斜面地エリア】緩やかな斜面に沿って並ぶ住宅耕地整理を経て形成された住宅街憩いの場となっている哲学堂公園【8-4 目白大学周辺エリア】目白大学の豊かな樹木のまとまり河川沿いに整備された落合公園斜面地を上る四の坂【8-2 西落合南エリア】【8-1 西落合北エリア】【8-7 妙正寺川エリア】【8-7 妙正寺川エリア】変化に富んだ地形まちの記憶や文化水とみどり

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