匠*とする1.活気・落ち着き・みどりが感じられる、それぞれの幹線道路の特徴を活かした景観をつくる2.不規則な道路基盤と起伏の大きい地形を活かした住宅地景観をつくる3.まとまったみどりを活かした潤いあふれる景観をつくる景観形成の目標景観形成の方針景観形成の考え方エリアを貫く幹線道路沿いでは、それぞれの特徴を活かした景観形成を図る。具体的な方策■早稲田通り沿いでは、古くから続く活気ある学生街の景観を活かし、間口は現状の規模を継承するか、もしくは分節化を図る■早稲田通り沿いでは、低層部*を賑わいを感じられるような開放的な意■諏訪通り沿いでは、学習院女子大学の煉瓦塀の雰囲気と調和した、落ち着いた形態意匠*及び色彩とする■新目白通り沿いでは、神田川のみどりと調和した落ち着いた色彩とし、特に、彩度*の高いものは避ける景観形成の考え方エリア内に多く存在する鋭角の交差点や階段、坂道、路地などを、歩く人に快適なみどり豊かな景観とする。具体的な方策■鋭角の交差点に面する角地では、まちなみのシンボルとなることを考慮した形態意匠とする■鋭角の交差点に面する場所では、積極的に緑化を行う■垣・さくなどは生垣や自然素材のものとする■擁壁の上部の垣・さくは高さを抑える■擁壁は周囲と調和し、圧迫感を与えないものとなるよう工夫する (壁面緑化を行う、自然素材を用いる、分節化を図る など)■道路沿いには空地をとり、植栽帯を設ける景観形成の考え方エリア内に点在する甘泉園や寺社、公園等のまとまったみどりを保全する。また、周囲もみどりの連続性に配慮し、みどり豊かな景観をつくる。具体的な方策■既存樹木を保全する■甘泉園からの眺めに配慮した、落ち着いた形態意匠及び色彩とする■色彩や素材、照明などは、みどりと調和した落ち着いたものとする■神田川とのつながりを感じさせるような連続するみどりを設ける■大規模な計画では、まとまったみどりを創出する■中・小規模の計画では、道路沿いの緑化を積極的に行う■甘泉園からの眺めを阻害する場所については、屋上広告物は、設置しないようにするか、建築物と一体的に計画し、周囲からの見え方に配慮す古くからの学生街であった雰囲気を活かすとともに、まとまったみどりや起伏の大きい地形を活かした景観をつくる。6-3るエリア別景観形成ガイドライン 6 戸塚地域早稲田大学周辺の古書店(早稲田通り)学習院女子大学のレンガ塀(諏訪通り)鋭角の交差点の角地を活かした店舗▲断面イメージ背後地への配慮と資源の活用▼新目白通り立面イメージ古くからの学生街と良好な住宅地が共存するまちなみへ
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