・新宿区には、道路や公園、広場などの公共空間(パブリックスペース)*が多く存在しています。近年、コロナ禍やデジタル化の急速な進展等を契機として、人々の働き方・暮らし方が大きく変化し、公共空間に求められる機能や役割も見直されています。こうした変化に対応するため、公共空間の景観形成においても、新たに取り組むべきテーマとして追加しました。・近年、技術の進化などによりデジタルサイネージ*やプロジェクションマッピング*などの新たな広告媒体が増加しています。これらは、光だけでなく動きや音を伴い、景観や住環境等に影響を及ぼします。その一方で、容易に情報更新が可能なことから、災害時に防災情報を提供できるなど地域貢献や活性化につながるような事例もあります。そこで、デジタルサイネージなどを上手く活用するために、「屋外広告物に関する景観形成ガイドライン」において、新たに具体的な配慮事項や方策を示しました。 ・新宿区景観まちづくり計画等の策定以降、景観事前協議書の届出は3,500件を超えています。配慮が必要な樹木の種類など、新宿区景観まちづくり計画等に明示されていない運用面での様々な課題について明記することで、より実効性の高いものとしました。・区界やエリア界における計画の取り扱いについて明記しました。新宿区景観まちづくり計画 新宿区景観まちづくり計画 | 第1章 新宿区における景観まちづくり (3)実績を踏まえた運用面の課題解消
元のページ ../index.html#15