諏訪通り箱根山通り0り通保久大明治通り戸山公園は、尾張藩徳川家下屋敷で、かつては戸山山荘と呼ばれていました。その中心には区内で最も標高の高い「箱根山(44.6m)」があります。本エリア一帯は、明治時代より軍用地として活用され、軍用地であったことを伝える遺構が点在しています。周囲には、早稲田大学や学習院女子大学、都営住宅、国立国際医療研究センター病院などの大規模施設群があります。尾張藩徳川家下屋敷の庭園であったこのエリアには、窪地を活かした、ため池がありました。庭園の一部であった「箱根山」は、区内で最も標高が高く、その頂上は高く茂った公園の木々に囲まれています。諏訪通りの南側沿道に、学習院女子大学の煉瓦塀が連続しています。街路樹やキャンパス内のみどりとともに良好な景観を創出しています。エリア別景観形成ガイドライン 4 若松地域学習院旧正門周囲で生活する人々にとって戸山公園は、憩いの場であるとともに、生活動線としても使われています。そのため、その周辺においても公園と一体となった快適な歩行者空間の創出が必要です。国際医療研究センター病院の建物は台地上にあり、周りからよく見えます。4-1広域的な景観形成ガイドライン 2-7明治神宮聖徳記念絵画館の眺望の保全に関する景観形成ガイドライン(P.276)の内容に従う必要があります。エリア内には、大学や都営住宅、医療施設等が多数存在しています。それぞれの持つまとまったみどりを連続させ、快適で楽しめる歩行者空間の創出が必要です。1.歴史あるみどり景観特性東京メトロ西早稲田駅S = 1 : 7500200m50100西早稲田中学校戸山公園(大久保地区)早稲田大学西早稲田キャンパス歴戸山高校明治神宮聖徳記念絵画館の眺望に関する景観誘導区域2.みどりで覆われた歩行者空間C棟4号館学習院女子大学日本基督教団戸山教会箱根山早稲田大学戸山キャンパス国立感染症研究所国際医療研究センター病院総務省統計局警視庁第八機動隊3.大規模敷地群【凡例】眺望点視線方向・重要な軸線公園都市計画公園地域を象徴する建築物アイストップランドマーク主な保護樹木(区 みどりの条例)重要なみどり(一部保護樹木を含む)連続するみどりまとまったみどり景観上重要な道路幹線道路坂道(下から上)景観上重要な交差点大規模な敷地レンガ塀崖線エリア境界尾張藩徳川家下屋敷の変遷寺社地御泉水麿ヶ獄御殿表御門▲江戸期学習院女子大戸山高早大文学部箱根山国際医療センター現在▼戸山公園(箱根山地区)【景観資源】(国指定重要文化財等)資源歴歴史に関わる4-1 戸山公園箱根山エリア
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