新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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外苑東通り江戸川橋通り早大通り沿道の建物は4~5階建てが多いのですが、東部を中心に、8~10階建ての建築物があります。中央にけやき並木を有する早大通りは、ゆとりある道路景観を生み出しています。エリア内の各道路は直線で見通しも良く、交差点は大きくすみ切りされているため、ゆとりを感じます。また、公園や街路樹などのアイストップ*のみどりも、まちなみにゆとりと潤いをもたらしています。実施時期は異なるものの、全体的に区画整理事業が実施されたエリアです。早大通りを中心として、比較的幅員の大きい道路が直交しているため、整ったまちなみとなっています。一方で、昔から残る道路や緩やかな高低差のある地形などによる道路の屈折、大きくすみ切り*されたコーナーなどが変化のある景観を創出しています。エリア別景観形成ガイドライン 3 榎地域鶴巻南公園から放射線状に伸びる直線街路から公園の樹木が見えます。公園は色々な場所からアイストップとして見えます。早大通りの北側では、4つの異なる時期に区画整理が行われました。そのため、それぞれの境目などで道路の方向や取り付けのずれが生じています。また南側では、昔から残る道路や緩やかな高低差のある地形による屈折などによって、変化のある景観となっています。1.ゆとりある道路景観景観特性明治時代の旧武家地の宅地化鶴巻大火区画整理(大正9年)戦災復興土地区画整理(昭和25年認可昭和57年換地処分告示)都市改造土地区画整理(昭和39年認可昭和57年換地処分告示)早稲田大学大隈講堂早稲田大学2号館(旧図書館)神田川鶴巻小学校早稲田通り3-1【凡例】視線方向・重要な軸線寺公園アイストップランドマーク歴史に関わる資源新目白通りエリアの南側は、緩やかな高低差があり、うねりのある道路景観となっています。また、全体として北側に向かうほど下がる傾斜があります。戦災復興土地区画整理事業では、交差点で大規模なすみ切りが行われました。このすみ切りの線に沿って建築物が建ち、開口部*や装飾で魅力的なまちかどをつくっています。主な保護樹木(区 みどりの条例)連続するみどりまとまったみどり景観上重要な道路幹線道路近世以前からの道路景観上重要な交差点すみ切りに沿った壁面を持つ建築物エリア境界S = 1 : 6000200m50100生田春月旧居跡鶴巻南公園2.異なる時期の区画整理事業【景観資源】(区指定文化財等)歴済松寺3.大きなすみ切りのあるコーナー03-1 早大通り区画整理エリア大隈庭園早大通り

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