外苑東通り1.大規模施設群を中心としたまちなみ景観特性2.崖地の表情2-73.市谷亀岡八幡宮江戸時代には、尾張徳川家の上屋敷があった場所です。現在は、防衛省を中心に、大規模な公共的施設や工場等によるスケールの大きな景観が特徴となっています。台地の際で崖となっている部分は緑化されていることも多く、硬い印象を和らげています。市ケ谷駅や市谷亀岡八幡宮などの人の集まる場所からの落ち着いた眺めの創出が望まれます。エリア南側から中央にかけては防衛省や官庁群など、大規模な施設が特徴のまちなみとなっています。こうした大規模施設の周辺や、長延寺谷一帯には、緑化された快適な歩行者空間が創出されています。またエリアの北側や東側には中小規模の住宅が建ち並び、大規模施設が建ち並ぶエリアとは景観特性が大きく異なっています。工場の機能更新にあたっては、森のようなみどり豊かな景観が創出されました。エリア別景観形成ガイドライン 2 箪笥地域しっかりした直行の道路基盤を持つ、整ったまちなみが広がっています。西側は敷地分割防衛省の電波塔はエリア内に限らず、広範囲のいろいろな場所から眺めることができるランドマークとなっています。台地の周縁部は崖地となっています。防衛省の敷地は、長大な崖地となっている靖国通り沿いで壁面緑化を行っており、心地よいみどりの壁が続いています。また、長延寺谷の崖地も起伏の大きい地形を感じさせる景観となっています。靖国通りが折れ曲がるコーナー部分は、杉並木となっています。市ヶ谷駅方面からはちょうどアイストップの位置に見えます。かつて市ヶ谷橋(JR市ケ谷駅付近)からは市谷亀岡八幡宮の豊かなみどりを望むことができましたが、現在では外堀通り沿いの高層建築物に視線を妨げられています。また、市谷亀岡八幡宮からはこうした高層建築物群の裏側が見えてしまっており、眺めに対する配慮が望まれます。JR市ケ谷駅前からは、外堀通り沿いの高層建築群が見えます。江戸を代表する風景の一つだった場所です。銀杏坂通り銀杏坂通り防衛省防衛省【景観資源】(国指定重要文化財等)歴史に関わる資源市谷亀岡八幡宮市谷亀岡八幡宮【凡例】眺望点見え方を確認する眺望地点視線方向・重要な軸線神社公園ランドマーク主な保護樹木(区 みどりの条例)まとまったみどり今後整備予定の広場今後整備予定の公園今後整備予定の緑地連続するみどり景観上重要な道路幹線道路大規模な敷地崖線まちなみの大幅な変化が予想される場所エリア境界外堀通り市ケ谷駅市ケ谷駅S = 1 : 8000200m50100加賀公園自衛隊市ヶ谷駐屯地0町町町町町町谷仲仲市谷市谷之之之之谷仲之仲之市市谷仲之市市市谷仲之町仲之町市谷仲之町市谷仲之町エリアエリア2-7 市谷本村台地エリア
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