新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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外堀通り文歴歴史に関わる資源坂天弁り通堀0大木に囲われており、貴重なみどりストックとなっています。矢来町にはこの他にも、景観のアクセントとなる高木が多く見られます。旧大繩地※のエリアでは、細い路地群が見られる。牛込台地の上ではいくつかのタイプの異なる住宅地が集合し、みどり豊かで良好な住宅地を形成しています。江戸時代の武家地の敷地割りを現在も残し、同規模の敷地が連続している南榎町や二十騎町、北町、中町、南町などが特徴的なまちなみとなっています。牛込台地上には、江戸時代に若狭小浜藩酒井家の下屋敷であった矢来町があります。また、御家人に与えられた組屋敷の敷地割りを現在も継承している南榎町や北町、中町、南町などがあり、江戸時代から同じ武家地でも異なる特徴を持つまちなみが、現在も残っています。エリア別景観形成ガイドライン 2 箪笥地域これらのまちはかつて同じ間口の御家人などの屋敷が並んでいた組屋敷地を基盤に持っています。お互いに行き来できない一本道が真っ直ぐに延びています。このエリアには、庭のある一戸建ての住宅が多くあります。道路にあふれ出す庭木が、道路景観に潤いを与えています。また、近年では共同住宅も目立ってきましたが、敷地際の緑化など地域に溶け込む工夫がされています。屋敷跡地が住宅地に開発されたエリアでは狭幅員の道とT字路が多く残っています。2-5エリアの中央を南北に貫く牛込中央通りの納戸町や細工町周辺では、小規模な店舗の建ち並ぶまちなみがみられます。また、外堀通りとの交差点付近では、壁面線の揃ったまちなみが見られます。エリアを東西に貫く大久保通りでは拡幅事業が行われており、今後のまちなみの変化が予想されます。1.特徴の異なる武家地の集まり景観特性2.あふれ出す庭のみどり3.エリアを貫く通りのまちなみ【凡例】 公園主な保護樹木(区 みどりの条例)眺望点景観上重要な道路T字(L字)のアイストップ商店4層以上の集合住宅エリア境界【景観資源】(国指定重要文化財等)(区指定文化財等)文化に関わる資源寺寺社に関わる資源歴史に関わる資源大久保通り早稲田通り牛込中央通り※大縄地(おおなわち):御家人などの住んでいた場所南榎町旧大縄地※の街路網と細街路・路地による街区矢来町酒井家・柳沢家屋敷跡地街区砂土原町周辺短く線分化された街路網による街区二十騎町・北町・中町・南町周辺旧大縄地※の街路と敷地割がそのまま残る南榎町周辺入り組んだ細い路地がそのまま残る矢来町周辺T字路の道(幅員小)が多く残る市谷砂土原町周辺T字路の道(幅員大)が多く残る比較的敷地規模の大きい屋敷の多かった砂土原町では、近年、中層のマンションが並ぶまちなみへと変わりつつあります。牛込中央通りはエリア中央で谷地となっており、豊かな起伏を感じることができ外ます。市谷山伏町市谷甲良町矢来町南榎町北山伏町南山伏町二十騎町横寺町箪笥町細工町納戸町市谷鷹匠町北町中町南町払方町市谷砂土原町S = 1 : 8000200m501002-5 牛込台地エリア

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