1.神楽坂通りのきめ細かなまちなみを継承する2.伝統的な和の風情を感じる路地のまちなみを継承する3.まとまりのある横丁景観をつくる景観形成の目標景観形成の方針景観形成の考え方景観形成の考え方伝統的な和の風情を感じる、細やかな賑わいのまちなみを将来にわたって継承していく。花柳界の歴史を持つ路地では、それぞれの特性に応じた設えを工夫し、まちの持つ回遊性の魅力を向上させる。店舗と住居が混在する横丁では、散在する店舗同士のつながりが感じられるような横丁景観をつくり、神楽坂通りや路地とつなげ、回遊性の魅力を向上させる。具体的な方策■壁面の位置を揃え、周囲のまちなみとの調和を図る■低層部の賑わいを感じられるよう、1階の軒線を強調した意匠とする■間口は現在の規模を継承するか、もしくは、分節化を図る■1階の店舗は開口部*を大きくとり、ショウウィンドウ等を設置する■夜間景観に配慮し、シャッターは透過性の高いものとする■賑わいを演出しつつ和の風情を感じさせる落ち着いた照明を設ける■袖看板の規模や位置は、周囲の建築物に調和したものとする■神楽坂通りの入口(飯田橋駅側、大久保通り側)の角地では、神楽坂通りを代表するに相応しい形態意匠*及び色彩とする具体的な方策■和の風情を感じさせる形態意匠及び色彩とする■植栽は、和風植栽とする(竹や笹、桜、紅葉、椿など)■黒塀や石畳などが連なる場所では、その連続性に配慮した外構*計画とする■和の風情を感じられる落ち着いた夜間景観を創出する景観形成の考え方具体的な方策■看板類の規模や位置は、周囲と調和のとれたものとする■照明は、店舗の賑わいを演出しつつ住居の落ち着きが感じられるよう配慮する■神楽坂通りからの見え方に配慮した形態意匠及び色彩とする■路地からの見え方に配慮した形態意匠及び色彩とする花街の雰囲気をいまだに色濃く残す路地や横丁景観を軸として、神楽坂全体で和の風情を感じさせる粋なまちなみを生み出す。2-4エリア別景観形成ガイドライン 2 箪笥地域良くない例小規模な店舗が連なり賑やかさがまちなみにあふれる路地景観を保全・創出するまとまりある横丁景観をつくる和の植栽土壁、木塀商いが生み出す伝統的な和の風情を感じる粋なまちなみへ
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