新宿区 景観まちづくり計画 景観形成ガイドライン
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新宿通りとJR線に挟まれた平坦な台地上に位置しており、江戸時代には主に武家地でした。エリアの北側は、現在でもその道路基盤を受け継ぎ、細長い直線道路を中心に細かい敷地割りが並んでいます。また、エリアの南側では、大規模な大名屋敷が立地していたこともあり、生垣で囲われた大規模な敷地割りが特徴となっています。大規模敷地が目立つエリア南東部では、以前は屋敷町の風格ある塀や生垣が多かった敷際が土地利用の変化によりみどり豊かで開放的な設えに変わりつつあります。また、エリア南西部では、慶應義塾大学病院を始めとして、さらに大規模な敷地となっており、敷地を囲む豊富なみどりがまちなみの重要な要素となっています。大京町を東西に貫通する唯一の道路です。二箇所の直角の折れ曲がりが景観の特徴となっています。新宿御苑エリア別景観形成ガイドライン 1 四谷地域新宿通りから南へ入ると遠い先まで見通せる直線道路が幹線道路と併走しています。その直線道路同士を結ぶ道路はほとんどありません。敷地奥へと伸びる路地は行き止まりとなっており、積極的な緑化がされているものの、広がりや変化を欠いたやや単調な景観となっています。広域的な景観形成ガイドライン 2-7明治神宮聖徳記念絵画館の眺望の保全に関する景観形成ガイドライン(P.276)の内容に従う必要があります。幹線道路沿道の建築物と内側の住宅との大きさの違いが際立っています。細長い坂道の向こうに、JR中央線、神宮外苑方向への眺めが広がっています。幅員の広い外苑東通りは、スッキリとした街路樹と商店の連なりによって、開放的で賑やかな景観となっています。また、外苑西通りはみどり豊かな街路樹と、沿道の大規模建築物によって、落ち着いた景観となっています。1.大規模敷地と敷際の設え景観特性3.対照的な二本の幹線道路1-6明治神宮聖徳記念絵画館の眺望の保全に関する景観保全誘導区域2.細い直線道路ごとのまとまり境内地敷地境界線050100S = 1 : 8000200m1-6 四谷南・信濃町エリア

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